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人間ボーリング
Bar トラップバニーにて
梶浦公一
「おい、ガキども。払えないなら、身体で払ってもらうしかないな」
橋爪倫也
「か、身体……」
梶浦公一
「バーカ、そっちじゃねぇよ。ボーリングだ、ボーリング」
泉谷慶太
「ボーリング?」
梶浦公一
「あぁ……ただ、普通のボーリングじゃない。人間ボーリングだ。お前らにはピンになってもらう」
橋爪倫也
「そんな、イカれてやがる」
梶浦公一
「だろ。でも、それを愉しむ大人がこの世の中にはいるんだよ。さぁ、来い」
泉谷慶太
「……」
梶浦公一
「あぁ、五厘刈りの君はこっちに来い。お前の方が値段が高いんだ」
富裕層
「おっ、またストライク。今日の人は活きがいいね」
梶浦公一
「いえいえ、お客様の実力でございます」
富裕層
「やっぱ、ボウズ頭はよく転がる」




