付き合ってるのに毎日告白してくる幼なじみが可愛すぎる。
よろしくお願いします
「私はあなたの事を愛しています、あれは高校1年生のあの時でしたね、私が傘を忘れて走って帰ってると貴方は黙って傘を差し出してくれました」
「そうあの時から私の心は奪われてしまったのです」
彼女は僕の彼女で告白はおおそよ300をゆうに超える域に達していた。
大正義黒髪ロングにつぶらな瞳すこし桃色のほっぺたに柔軟剤のいい香りがする、街中にいれば目線は動き、その目は彼女を追い続けるだろう。
そんな彼女に半年前程に告白された、勿論幼なじみの僕も親しいとは思っていたはいたのだけれど、まさか告白されるなんて夢にも思わなくて。
「私子供の頃からあなたの事が好きだった、小さい頃に言ったでしょ?大人になったら君と結婚するって」
「言ったけど可愛いけど!告白し過ぎだし今は授業中だ!」
そういうとクラスのみんなは
「もっとやれ!」
「岬さん可愛いじゃないか!お前にしか出来ないんだよ!」
「やーい可愛いヤツらめ!」
「女装しろ!」
「誰だ今俺に向かって変な事言ったやつは!」
「静かに」
授業の教鞭をとっていた先生が場を静めた。
「静かに彼女らのやり取りが聞こえないじゃないか、先生怒るぞ!」
「なんでだよ!」
まずこっちを止めろよ!教師!彼女今日寝癖ついててピヨンってなってるな...
違う!そうじゃない。
「岬ちゃん今授業中!」
「遠くて寂しいのですわたしは」
「隣!席隣!これでもみんな近いっていうんだよ?!普通この距離で近くてどうしよってなるんだけど」
「嫌です離れたくありません!」
そういうと彼女は俺の机に飛び込んできて、俺の視界を覆い尽くした。
「帰りましょう!」
彼女は抱き抱えるようにして俺の体に巻きついた。
「授業、授業...」
「授業と私どっちが好きなんですか?」
「そりゃ君だけどその天秤成り立ってない、理論的じないよ」
「まぁ理論のお話ですか?私ゆう君のお話聞きたい!」
「先生ゆう君と少し席を離れても?」
「構わない、行け何も言わずにな」
そういうと先生はほのかにガッツポーズをしたように見えた。
「行長先生ちょっと...」
そうその先生が校長室で懲戒を食らうのはまた別の話。
「クラウゼヴィッツは言いました、あらゆる机上の空論はあくまでどこまで行っても机上の空論だと、必ず物事には摩擦が存在すると」
彼女が何か話始めた。
「勿論私も最初はそう思っていました、しかしですね?私の中では違うのです」
「必ず貴方を私に夢中に出来る、そう自信をもって私は空論を立てていたのですよ」
そう彼女は僕にぞっこんだが、僕が彼女にぞっこんなのもしっていたのだ。
そしてそれは知らない振りをしたりして傷つける女性よりも優しく思えたのだ。
「私結婚したいです」
「まだ年齢満たしてないよ」
「夫婦ごっこなら出来ます」
「うーん分かった、けど明日は学校に行くこと」
「貴方が来るのなら私はいつだって行きます」
「いいね、じゃあ帰ろっか」
昔彼女はその容姿から虐められていた。
僕はそれを止めようとして学校の笑いものにされた
そんな中でも彼女の心の傷はよく伝わっていた、彼女は昔こんな性格では無かったのだ。
うちの担任のおかげで何度助けられた事か、クラスの皆も助けてくれた。
「ごめんちょっと...」
彼女は未だに定期的にフラッシュバックするのだ、なので早退等は医者からも勧められているし学校も認めている。
「行長先生最近彼女はどうですか?」
「楽しそうですよ」
「なぜなら彼女はあんなにも頼もしい彼氏がいるんですからね」
それで僕は彼女に言う。
「僕は君を愛してる、ずっとこの先も守ると誓うよ」
「初めて言ってくれた、その言葉を言って欲しかった」
涙ながらに彼女は笑顔を見せていた。
彼女は不安寂しさから愛情を確認してくる事が多いから、僕はそれに答えなくてはならない。
「私もね貴方の事が大好きなの」
彼女はもういちど笑った。
出来れば反応下さいね