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第五話 「練習の成果(無双)」

練習の成果


僕達がこの世界に来て二週間がたった

今日は、シャルロットさんに付き添い酒場まで来ていた

酒場の周りを見回すと、厳つい鎧を来た男や筋肉ムキムキの男や魔法使いのお姉さんといった感じの人達が多い

シャルロットさんの話ではここは冒険者が集まる酒場らしい

ここへ来た理由は

何でも、王都の付近の村で正体不明の狂暴な魔族が暴れてるといった具合で

村の駐屯兵や自警団では手が付けられないそうで

オーブ王国の王都配備軍を直接動かして討伐するらしい

村の存亡に関わる一刻を争う自体らしくシャルロットのお父さんガーランドさんが向かうらしい

そんな中でのシャルロットさんの役目は軍隊を動かす手続きなど準備で多忙な父のため

こうして直接冒険者の酒場まで来ていた

主に頼まれることは、魔族の情報、村の被害状況、周辺の地形や避難民の把握だった

正体不明の魔族と言われてるだけあって

王都が集めた情報だけは足りなかった

村人の証言では村の中で突然霧がかかり何かに襲われた、湖で釣りをしていたら船がいきなりひっくり帰った、奴に何か液体みたいなものかけられた瞬間酷い病気になっちまちった奴がいる、朝起きたら隣で寝てた女房と子供がいなかった、と言った具合らしい

それで冒険者の集まるここなら何か知ってる人がいるかもしれないといった感じでここへ来た

それで僕達はというと

シャルロットさんの護衛でついてきていた

要は初めてのお仕事だ

気合いれていこ

あの勉強会の後に

僕達三人は魔法の練習を一日中していた

今では火で焼く、明かりを灯す、水をぶっかけるといったような

一般の人が使えるような日常で使うような魔法を一通りできるようになった

応用も練習しているけど、どこかで試せないものか・・・


「おや・・・シャルロットお嬢様いらっしゃいませ・・・今日は如何様で?」

「久しぶりマスター、まずはお茶をちょうだい」

酒場の店主に気さくに話かけるシャルロットさん

シャルロットさんいわく、ここにはお父さんのお使いで何回が来たことあるらしく店主とは顔見知りらしい

「トクの村で暴れてる魔族について情報は無い?被害状況や魔族の種類何でもいい」

「トクの村ですか・・・」

シャルロットさんにマスターと呼ばれる店主さんは数秒考える」

「何でも、家屋が倒壊するくらいの被害が出てるのに村の住民は逃げようとしないんですよね」

「何かに怯えながら過ごしてる様で・・・実際物流を扱う方によれば近づけばどこからともなく魔法により攻撃が飛んでくると・・・」

そして思い出したかのように、付け加えた

「それと確証はないですが、冒険者の話ではあの魔族はオーブ王国の伝説の魔物ではないかと」

「伝説・・・九つの首を持つっていう?まさか・・・」

シャルロットさんにはその伝説の魔物に心当たりがあるらしく

考え込んでおいた

その時だった

僕達の向かい側の席で、男の怒声が聞こえた

「ふざけてんのか!おい!」

振り向くと、二メートルはありそうな筋肉ムキムキの大男が女性の胸グラを掴んでいる

「おニューのズボンと鎧が濡れちまったじゃねか」

どうやら、この酒場の店員が飲み物をトレーから零したことで大男に服にかかったってこと・・・?

しかも、周りの者達は止めることせず、目を合わせないようにしているかその大男をチラチラ見てるだけだ

「あれは・・・」

僕達の疑問にシャルロットさんは答える

「オーブ王国にはあんな輩をいるのよ・・・私達の出るとこではないわ」

「しかも・・・この当たりでは強いって有名な冒険者のはず仲間も沢山いるわ・・・並みの冒険者じゃ手が出せないでしょうね」

このまま見てるしかないんて・・・

酒場のマスターはおしぼりをとると言って急いで裏に走っていた

「すみません・・・今すぐお召し物を拭くものを」

女性店員は低姿勢でひたすらあやまり続ける

「この鎧は10万したんだぞ、弁償だけじゃないよなぁ」

「ズボンの中まで拭いてくれんだろうなぁ」

対して大男は下衆た笑みを浮かべながら

女性に対し過激な奉仕サービスを要求していた

「あいつ・・・わざと足を引っ掛けていた」

「ユウ、分かるのか」

「俺の世界はそういう無法者アウトローばかりでな・・・」

どうやら、トパーズさんは彼女が冤罪をふっかけられた見抜いたらしい

じゃあ・・・とるべき行動は一つ

店主さんが戻ってきた

「お客様、申し訳ありません・・・料金は結構ですのでこれでどうにか許してもらえますでしょうか」

「マスターは引っ込んでな!」

お楽しみを邪魔をされ激昂した大男は店主さんをナイフで刺した

刺された店主は、うめき声をあげながら床にうずくまる

ようやくここで、周りの人達があいつやりやがった!騎士団を呼んで早く!と動き始めた

最初かからそうすればいいのにと思ったけど・・・やっぱり報復が怖いのだろう

僕は頭にきた、もちろんゆきむら君もだ

「八尋、行こう!特訓の成果を確認したいし」

「ゆきむら君・・・うんやっちゃお」

「おい、お前ら!またか・・・」

「え?ちゃっと・・・まって」

シャルロットさんとトパーズさんの制止を振り切り

大男へと歩いていく

「おじさん・・・大人げない」

「おい筋肉ダルマ・・・その辺にしておけよ」

僕達は大男の正面に立ち、一応言葉をつくす

「なんだぁ・・・てめぇ」

僕達に気づいた大男は、こちらをギロリと睨む

禿げた額に血管をビキビキ浮かび上がらせながら数歩歩く

年端もいかない少年少女に注意されたことでさらに大男の怒りは増していった

大男の動きと同時に、取り巻きの仲間達も僕らを取り囲んでいく

彼の仲間達は各々武器を取り出したり同じように睨みつけてくる

やれやれ逃げ場を無くしたいのかな?いちいちやることこが漫画の三下悪役だよね

「今謝れば金を置いてけば許してやる」

「何だったらガキどもの変わりに俺がお嬢様の用心棒になってもいんだぜ?」

「いいか良く聞け俺はだれだか分かってんのか~?泣く子も黙る「力のパワー様」よ!」

って言ってるのはきっと、僕達の周りにシャルロットさんがいるからだろう

オーブ王国のお姫様ならお金をたんまりと持ってると思ってるのだろう

お前みたいな奴こっちからお断りよと思うシャルロットだった

「ださ」

「へー最近の肉の塊は喋れんだな」


「まったく・・・俺もいかせてもらおうシャルロットさん」

「あなたも・・・!?」

ユウトパーズも立ち上がり、弓を構え二階の全体を見渡せそうな吹き抜けのあるテラス席に移動し大男達の集団に歩いていく


僕の言葉を聞いてさらに激昂したパワーさんは拳を振り上げ僕に殴りかかる

「このガキぃ!」

僕はその拳を横に飛んで避ける

パァン!

同時に僕の足付近水滴が飛び散る

「いない!?・・・水?」

パワーさんの驚いた表情、それもそうだ

実際パワーさんの拳が遅くて避けれたわけじゃない

その筋肉量に比例して、一般人なら避けれない拳だ

だから僕は・・・

足の裏で水の球を爆発させた

水が行き良く弾ける水圧で移動していた

だからこの技を今まで訓練してきた

あえて水圧を出せる魔法を不安定に形成したのだ

そこに、風の魔法で体を押し出して移動したのだ

パワーさんは急いで横を見るがそこに八尋結はすでにいなく

「上だとぉ!?」

そのまま、地面を水の球の破裂と風の魔法で二階吹き抜けの天井まで飛ぶ

そして、そのまま足裏に水の球を形勢して天井を蹴る

そして刀を鞘に納刀したまま、重力を乗せパワーさんに振りかぶる

上空から攻撃された経験などないパワーさんはたじろぐだけでそのまま脳天に刀の鞘がぶつけられる

パワーさんは衝撃で尻もちをついて倒れてしまう

「こんのがき~っ!金だけじゃ済まさねぇぞ!お前らやっちまえ!」

情けない尻もちをつかされさらにさらに激昂したパワーさんは斧を手に取り、配下の者達に攻撃を命じる

数名が六文幸村へ向かう

対し、幸村はパワーさんの配下の男達より

早く走っていく

垂直な壁を蹴って方向天転換

急な行動に男達の攻撃は次々と空ぶっていく

二つ持った槍を回転させながら男達の攻撃を躱しながら通りぬけていく

油車輪ゆしゃり

「な・・・なんだこりゃ!」

そう幸村が言った瞬間、切られた男達の衣服や肌が燃えていく

幸村が使ったのは、魔法で油(短時間だけ存在する)を生み出し

それを槍に塗っては男達を切りつける、それと同時に小さな火の魔法を槍に伝わせ

燃やしていったのである

そして、幸村のグローブは燃えない素材で出来ている

「俺、足早いんだ・・・なんせ戦極炎のアイドルだからな」

「火突」

ゆきむら君は、槍を振るっては男達に切っては着火させていく

僕も負けてられないな

襲い掛かる、男達の武器を刀で弾いていき鞘で峰うちにしていく

子供の腕力でも、身体強化魔法や先ほどの水の球や風の魔法を補助にを肱や足にも発せさせその威力を増幅してる

・・・けっこう疲れるな

やっぱり魔法の同時使用は疲れるな・・・

でも仕方ない、僕達子供は根本的に身体能力が劣ってる

だから、短期決戦しかない

それがこの世界で子供が戦って行く方法

胴や頭を鞘で殴り一人又二人と気絶させてく八尋は気づいた

気づいたけどやっぱり刃の通りが悪いな

それは、鞘に入ってるからだけじゃない

もし実際に刀身を抜いたとしても

せいぜい切れるのは人間代サイズの生き物だ

人型をしてる魔族だったらせいぜいゴブリンや通常のオーク、教科書に載ってた大きめのオークやトロールなんかは刃が通らないだろう、一対一なら死ぬ

ま、子供の力だからこそ鉄の塊で思い切りぶっ叩いても気絶で済んでるのは利点か

なるべくなら人を殺したくないし

そんな考えながら行動してる時だった

僕の背後に、オークが現れた

「オデ・・・オンナスキ・・・オデのモノ」

頭を切り替えろ、冷静に!

恐らく、パワーさんさん達の仲間だろう

国によっては温厚な魔族を仲間にしてる人も少なからずいると聞いたけど

どう考えても大人しくないよね!

僕は、なるべく力が乗るよう魔法を腕にかけながら刀を振るう

振るった勢いで、鞘が抜ける

こうでもしないと勝てないだろうし

僕の刀がオークに肉厚の腹を切る

だが・・・

「ナンか・・・シタか?」

だめっ・・・浅い!

「いいぞやっちまえオータ!」

切り裂いたのはの皮膚の薄皮一枚ってところか・・・

急な奇襲もあってか十分な力を加えられなった

痛みはあるだろうが、彼の動きは止まらない

オーク特有の個性である、全身筋肉の塊である拳の一撃が僕を襲う

避ける?できない!

僕のいる馬車は壁際の建物の四隅だ右も左も無い

せめての抵抗で、習った防御魔法を展開する

ピンチその時だった

二階から矢が飛んできた

トパーズさんが弓矢に雷の魔法を乗せ放つ

バチバチと音を立ててる弓矢がオークの目に刺さり

よろめく、電撃の魔法でしびれて動けない

「突っ込みすぎるな八尋結!」

「ごめんありがとうトパーズさん」

その矢はトパーズさんが放った矢だった

二階に上がったのは地の利を得るため

戦極時代の戦いでは基本は高い場所を取っての弓矢の撃ち合いだ

撃ちおろす方が打ち上げる方が相手の位置や戦力配置を知れて有利だからだ

(すげー、戦い方って奴知ってるのかユウ)

と幸村は思った

「俺は甘くないぞ」

トパーズさんは二発目を撃つ

先ほど一撃目より雷の魔法が大きい

弓矢がオークの腕に当たる

オークの腕は千切れ吹き飛んだ

トパーズさんは、その後も次々とパワーさんの仲間達を倒していく

「ひぃ・・・・・・・なんだこいつら」

パワーさんは狼狽えていた

自分達が圧倒的に力が強いと思ってたのに、子供それもたった三人の子供にいいようにされてるからだ

そしてパワーは酒場に八尋結がいないのに気づいた

気配を感じて振り向く

だが気づいたときには・・・

「・・・終わりだ」

八尋結がそこにいた

「やめ」

僕は腕と足に渾身の力を籠めパワーさんの後頭部を殴る

パワーさんは酒場の入り口まで吹き飛ばされ白目を向いていた

それを最後に、酒場の乱闘が収まった

漫画とかみたいに拍手が起きるわけでも賞賛を言われず

周りの冒険者達は、ただその光景を驚愕の表情で見ていた

「おいおい、なんだこりゃもう終わってんじゃねぇか」

そこへ、ウィルバートさん率いるオーブ王国騎士団が到着した

「シャルも何でここに」

「お使いよ・・・こいつらしょっぴてといて」

「おいおい」

シャルロットさんはウィルバートさんの肩を叩いた後に僕達に声をかけられる

「帰るわよ・・・ユイ君」

騒ぎを起こすなと言われたのに、勝手に言ってしまった

「あ、シャルロットさん・・・ごめんなさい」

僕は一言、本シャルロットさんや酒場の人達に本当に申し訳ない気持ちで謝った

「いいのよ、私もあいつらのにはムカついてたしすっきりしたわ」

「それに、護衛としてユイ君達の実力を確かめられたしね」

シャルロットさんは笑って許してくれた

お互い苦笑して帰路についた

僕達には持久戦が出来るよう魔法道具が必要かもしれない

そんな結達やり取りを見てた動物が一匹

「あら、どうしたの?ご飯ならあるわよ食べてく」

女性店員の脛をこすっていた

そしてきゅきゅって鳴き声で返事をした

小型の猫と同じくらいのハムスターみたいな

妖怪だった

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