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第11話 「相手の魔法より速く動けばいい」

スカーレット兄妹はこちらにぶつぶつうわごとのように言いながら武器を手にもち

こちらを襲ってきた

「皆、戦闘になるよ!」


足元のスネコスリがネコのようにシャッー!っと牙をたてて威嚇する

「ここまで尾行して正解だった」

「ここなら、誰にも知られず庶民のお前たちを殺せますわ!」

スカーレット兄妹の妹の方ブリトリアは火炎魔法を連射

それをユウさんが弓から放たれた氷属性の魔法が付与された矢で相殺していく

スカーレット兄妹の兄ユーリが僕に向かってきて剣を振るう

僕はそれを腰につけてある紫陽花(刀)を居合いの要領で抜いて

剣を受け止める

剣と刀がぶつかる時のガキィンという金属音が地下水路内に響く

「ソードブレイカーが修理中じゃなければ・・・・」

そこへ横からゆきむら君が槍を突き刺し攻撃をスカーレット兄へ向ける

ユーリは舌打ちして、僕との鍔迫り合いを中断

後ろへ下がりゆきむら君の攻撃回避する

僕は迫撃へ、水球魔法を足裏で発生させ跳躍

スカーレット兄へと瞬間的に距離を詰めるが

おかしい・・・

スカーレット兄は防御もせず無防備だ、口元はにやけてるが

地面が少し光った、アレは魔法の発動の輝き・・・・?

かすかに魔法陣のようなものが見えたような

これは・・・トラップ

僕は攻撃を中止し、魔法が発動する前に地面をけり

ブレーキをかける様に反対方向へと跳躍した

その直後、僕が蹴って向きを変えた後の地面は爆発が起こった

「まさか、私の設置魔法を見破ったですって!?」

スカーレット妹は罠を見破られたことで驚愕の顔をしていた

「近づけば爆発するのか厄介な魔法だ」

「でも要は、発動する早く動けば問題ないんだろ」

僕とゆきむら君は頷き合う

ユウさんはあきれ顔ながら、納得してくれた

二人とも、同じ考えのようだ

「よし、俺が援護するから二人は突っ込め」

「うん」

ユウさんが弓矢を放つ、スカーレット兄妹はそれを打ち落とす

それらは牽制目的なのでそれでいい

僕は、スカーレット妹ブリトリアの、前まで来た

目の前にの地面がキラっと一瞬光る

その瞬間、設置魔法?が発動する

爆発が起きる前・・・に僕は水魔法で跳躍して回避

彼等の背後に回る、そこの地面も光る

だから、もっともっと早く動き回る

ゆきむら君もどうよう、とにかく動き回って回避する

設置魔法は誰もいない地面を爆発させるだけだった

やがて設置魔法は発動しなくなった

「バカな・・・・・設置魔法を単純な速度で上回るのか・・・・こんなのありえん」

僕は、スカーレット妹のブリトリアの首筋に刀の刃を向ける

ゆきむら君も同様、正面に立ちスカーレット兄ユーリの喉元へ槍を突き立てる

僕たちに完敗しあまつ脅されているスカーレット兄妹は

「くそ、なんで勝てない!」

「一度ならず二度までも・・・」

逃走した


戦闘が終わった

スカーレット兄妹は逃げ出したけど、彼等は結局何がしたかっただろう

僕の隣のウィステリアさんもまったく心当たりはなないらしい

「まったく何なのよ・・・あいつら」

「ウィステリアさんも知らない人なんだよね?」

「クラスメイトってこと以外はね、もっともスカーレット兄妹は勇者候補とする人に負けた腹いせでこんなことしてんでしょうけどね」

そんな時だった

地下水路の四方八方の穴からフードを被った人間達が現れた

彼等の顔はフードで隠れてどのような表情をしているのかまったくわからない

こんどはなんだ・・・?

僕とゆきむら君とユウさんは武器に手をかける

スネコスリはそんな状況でも、僕の肩の上で普通にしていて不思議そうに彼らを眺めていた

スネコスリが安心している

もしかして・・・敵じゃないのか

「安心して、彼らは敵じゃないわ」

ウィステリアさんは手の平をこちらに向け制止する

「久しぶりだな、ウィステリア」

「ルロイあんたこそ、無事だったのね、ちなみに後ろに子たちは私の仲間よ敵じゃないわ」

ウィステリアさんは彼らと親し気に話す

「彼らは私と同じように無実の罪を着せられ逃げて聖堂教会に追われてるレジスタンスよ」

「今からレジスタンス本部へいくわ」

僕たちは、ウィステリアさんのと案内の元、地下水路の奥にあるレジスタンスの本拠地までいくことになった

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