第1話「魔界との大戦争?」
この回も、スティウスの変な事を妄想させる無知発言来ますが、まぁ大丈夫でしょう…。うん…
私達は、魔術界へ続く魔方陣へ踏み込んだ
魔術界の門をくぐると、何だかわからない不思議な気持ちになった
なんというか…さすがって感じかな
空は澄み切った青色!ではなく
赤紫色の雲、青紫色の空
紅い、月
気持ち悪いとでも言おうか…
向こう側から女の子が来た
「…こんにちは。あなた達が寮の言ってたオルフェリトね」
オルフェリトを警戒しながら言う
「えっと、皆。こいつがフィレルア・テイスト」
「初めまして。フィレって呼んでくれて構わないわ。寮のお世話さんとでも言おうかしら、彼に世間を教えてあげたのも私なのよ。所謂先生」
「んで、フィレ。こいつ等がオルフェリト」
「え、あ、あの。初めまして!封印の、凪灘美里です…」
「俺は崩壊のルインだ。以後よろしくー」
「蘇生のルカです。どうも」
「霊魂のー、スティウスだよー。よろしくー」
するとフィレさん
「ふぅん。ま、それぞれいい能力はあるわね…」
「で?フィレ、危機ってーのは…」
「うん、昔、優秀な魔術師が戦ってその結果…魔界が閉じたのはしってるよね」
「あぁ。そのおかげで今は戦力が無いって言ってたな」
「その魔界が…再び開いたの」
「何っ!?」
「原因はわからない。でもこのままじゃ危ういのは確かよ。魔術師全滅だって有り得る」
少しの間を置いてフィレさんが言う
「だから力を貸してもらいたいの。当然拒否権は無いわ」
強気に言い切った…
「まず配置から。オルフェリトのために、エクスバイパーは沢山用意してある。霊魂は調査班。崩壊は出撃班に置くわ。封印は我等の望み。最後の賭け…、蘇生は死者復活!」
「無茶言うなよ…、美里だってまだ封印の能力を使いこなしていないし…」
「今はそうも言ってられないの!寮、来なさい…貴方は魔術師としてやる事がある。オルフェリト達も付いてきて」
私達は歓迎されてないみたい。
無言のままただ、フィレさんについていく
「…いい?あなた達オルフェリトは私達の望みなんだからね。魔界に絶対…この世を渡してはならない」
「…とりあえずだ、美里。この奥にある43号室で休憩していてくれ」
「え、…うん」
「ルカは向かって右側の治療室。ルインは同じく向かって右側、出撃準備室。スティウスは向かって左側の視聴覚室」
「えー、僕だけー、左側なんですかー?」
「文句言わないでくれ…、フィレは怒らせると結構怖いんだ」
「仕方ないですねー、その代わりー、寮さん」
「あーはいはいっ!後でな!」
「本当ですね?僕期待してまーす」
そう言いながら左へ走っていく
「寮。やっぱ自然的に俺は攻撃なんだな」
「そりゃまぁな。崩壊は攻撃しか役回りできねぇだろ…」
「ま、いいや。あの女、後でぶっとばす!んじゃな〜」
「…勘弁してくれよ、ルイン…」
「それじゃ僕も行きますね。また、後で」
「あぁ。味方の蘇生、頼むぜ」
「えぇ、まかせてください」
こうして…皆別れた。
私だけ特別…なの?
皆が戦ってる間も、あの部屋で休まなきゃいけないの…?
私も皆のために何かしてあげたい…
でもこれが…皆にとってタメになるというならば
仕方ない事、なんだよね
――43号室
コンコンッと、ドアの叩く音が聞こえた
私は返事をする。
「…失礼します、私…フィレ様のご命令によりお世話係として呼ばれました。アリシル・カリルと申します」
なんと、お茶を持ったメイドさんが現れたではないか
「え、あ…どうも。別にお世話なんて…ご迷惑かけるだけですし、いいです」
「いえ!必ず美里様のお世話をさせていただきますからね!あ、これはフィレ様からの差し入れです。チェリーティーと、私がご用意させていただいたクッキー…」
「…なんで気を遣うの?」
「貴方様は我々の希望となるお方だからと、フィレ様は言っておられました。どうぞお召し上がりを。後、お掃除させていただきますね」
「…私。こんな所に閉じこもってるなんて」
「封印である貴方を初っ端から出してしまうと…後で大変な事になりかねないのです」
「それは…。…そう、よねぇ」
「…フィレ様に言われて来たのもそうなんですけど、実は寮様からもご命令をいただいたのですよ」
「えっ…」
「寮様の伝言でございます。皆が戦ってる最中、心配もあるだろう。ゆっくり落ち着いて。大丈夫、美里ならきっと…。とのことでございます」
「寮…」
「寮様は、美里様に緊張を和らげるよう、気を遣って私を使わせたのですから。お世話させてくださいませ」
「…」
「何でもお申し付けください。ジュースがよろしいのであれば、すぐ持ってきます。それでは…そこの受話器で、またお呼びくださいまし。失礼しますね」
メイドが部屋の外へ出る
私は窓の外を見るが、特に変わりは無い。
だがよく見ると、奥側に黒い空間が見える
よく目を凝らして見てみる…と
黒い生物が湧き始めた
そして放送が本部内に響き渡った
『魔物接近中!出撃部隊、出撃用意!』
ピピッ
…皆、無事でいてね
私はベッドで横になり、無事を願った
響き渡る放送は、次々と耳に入る
ピピッ
『負傷者多数!治療師準備!』
ピピッ
『魔界の空間を崩壊が破り次第、調査班出撃!』
――ザザッ
続く




