第260話 蚩尤(その7)
左の肩口から右の脇腹にかけて両断された蚩尤。
血は流れず。
断面から黒い神気が漏れ出す。
そして白い糸のような紐のような細く長い何かが、涌き出て断面同士を繋ぐ。
(うわ、神刀のスキルでも死なないのか?
魔王の様に何か条件があるのかな?)
ハク(転生神の様に首を落とせばいいのかも?)
俺はムラマサの神気を身体中に纏ったまま踏み込む。
ハク、レイ、スラオ、息壌はまだ拘束中だ。
蚩尤の首を横薙ぎに斬り払う。
首は下に落ちず、宙に浮かぶ。
蚩尤は口を歪ませ喋りだした。
蚩尤「流石、樹海帝国皇帝。
だが、この程度では俺は殺せんぞ。」
(ハク、ハピ、コボミ、リザ。四霊獣結界で封印だ!)
ハク、ハピ、コボミ、リザ(はい!)
ハクは蚩尤に絡めた尻尾を離し元に戻る。
レイも蔦を切り離した。
スラオの触手と息壌が蚩尤を拘束している状態で、俺はムラマサで蚩尤を滅多斬りにする。
その間にハク、ハピ、コボミ、リザは蚩尤を囲む。
蚩尤の身体はばらばらになるが宙を浮いたまま。
黒い神気と共に漂う蚩尤の肉片。
四霊獣結界が発動した。
4人から神気が、蚩尤に流れる。
閃光。
漂う黒い神気と共に蚩尤の肉片が圧縮されていく。
コロン。
黒い塊が地面に転がった。
その塊をハクの異次元に収納して貰った。
「蚩尤を封印したぞおおおお!」
戦闘中の仲間達と風伯、雨師、雷公、電母、雲使いがこちらを振り向いた。
夸父は絶命しており、生き残った悪獣と竜生九子は脱兎の如く逃げ出した。
「ふう、終わった・・・。」
残った蚩尤の部下達は黙って俺を見ていた。
俺は蚩尤の部下達を見回す。
「で、貴方達はこれからどうする?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
蚩尤の部下である風伯、雨師、雷公、電母、雲使いは投降した為、戦いを終えた。
俺達は風伯達に案内されて南の王国の龍脈に行き、四霊獣結界で封印した。
これ以上魑魅魍魎達は出現しなくなったが、既に南の王国中に拡散した魑魅魍魎達はそのまま、生存している。
逃げた悪獣達や竜生九子達もどこかにいるだろう。
南の王国に作った拠点は、そのまま残しヴァルキリー達や風伯、雨師、雷公、電母、雲使い達が住む事とした。
魑魅魍魎達を駆除しながら、人々が住める土地を少しづつ広げていくのだ。
そしてダンジョンは南の王国の龍脈まで伸ばす。
取得したDPで将来都市を復活させて避難していた人々が帰れる様にする予定だ。
南の王国全土はこのまま樹海帝国の領地となるだろう。
ハーミアは拠点の地下に展開したダンジョンの最下層に一人で住む事になった。
日照り神である魃は地上に住むことは出来ない。
ハーミアがいるだけで、その地域が干魃になるからだ。
俺達は今日も、樹海帝国皇帝の城にあるいつものリビングにいる。
ブラウニーのブラリリ、ブラルル、ブラロロが忙しく給仕をしている。
ハク「この大陸は全て樹海帝国になったね。」
「え、そうだっけ?南の王国の小国群でまだ傘下に入ってない国があるだろう。」
ハク「何言ってるの。アマゾネスのヒポリュテが全て併合しちゃったわよ。」
「うっそー。マジ?」
ヒナ「マジマジ。」
サクラ「大陸平定完了ね。」
「別の大陸を目指すか?」
リザ「同行します。」
ヒナ「皆が出産するまで待ってよ。」
長い間御愛顧感謝致します。
初めて書いた小説で拙い文章に
お付き合いいただき有難う御座いました。
ご指摘やアドバイスをいただきましたが、
次の小説に活かしたいと思います。
ブックマークをしていただいた方、
評価ポイントを登録していただいた方、
本当にありがとうございました!
大変励みに成りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
宜しければ、下記の小説もご愛読いただければ幸いです。
『Sランクパーティーに捨てられたポーターは実は最強の空間魔法使いだった。~虐げられた世界に復讐して『ざまぁ』するんだぁ!~』
URL https://ncode.syosetu.com/n8803gf/
『悪逆無道の異世界冒険記』
URL https://ncode.syosetu.com/n5589fz/
『復讐の異世界転生者~旧題)異世界転生したけど魔法が使えず、貧乏で武器も買えないので気功で最強になって無双します。虐げた奴らに復讐だ!~』
URL https://ncode.syosetu.com/n8226ft/
★カクヨム様に新連載の下記小説も宜しかったらどうぞ。
『モブキャラ異世界転生記~モブキャラに転生しちゃったけど従魔の力で何とかなりそうです~』
URL https://kakuyomu.jp/works/1177354054917461172
『邪悪な勇者と神槍の英雄~虐げられた普通の槍兵が成り上がり「ざまぁ」する~』
URL https://kakuyomu.jp/works/1177354054898248060
宜しくお願い致します




