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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第6章 蚩尤

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233/260

第233話 VSヘカントケイル(その2)

蚩尤しゆう軍夸父こほが呼び出した巨人のヘカントケイルはアンナのキラーアント軍に向かった。


ヘカントケイル。

百本の腕がある巨人。

筋肉質の上半身は裸。

百本の腕から土魔法で生成した大岩を次々と投げつける。


最初に翅蟻の群れがヘカントケイルを襲う。


翅蟻は大岩が飛んで来てもそれらを避けて飛んでいく。


まるで黒い霧の中を大岩が飛んでいく様に擦り抜ける。


翅蟻の群れはヘカントケイルに向かったが、その皮膚を噛み千切る事が出来ず。


目に噛み付き、口の中や鼻の穴に入ろうとするが、ヘカントケイルは神気を身体に纏わせる。


翅蟻は神気を通り抜ける事が出来ず、手が出ない。


アンナは翅蟻の襲撃を諦め、翅蟻には増えて来る魑魅魍魎の殲滅を指事。


次はキラーアント達がヘカントケイルに挑む。


キラーアント達は硬い外皮に覆われている。


手に持つ魔槍は大岩をも突き壊す。


間段無く放たれる大岩む苦にせず、突き進む。


キラーアントの群れがヘカントケイルとぶつかる。


ヘカントケイルは百本の腕でキラーアント達を振り払うが、キラーアント達もその身体を登り、顔に到達しようと必死。


吹き飛ばされて地に叩きつけられても、手足が動けば立ち上がりまたヘカントケイルに立ち向かう。


何度も何度も、その内ヘカントケイルも大岩を放つことが出来なくなり、キラーアント達を振り払うだけで精一杯になっていた。


そしてヘカントケイルの何体かは、何十回、何百回と魔槍を突き立てられて、纏った神気を突き破られ、顔に魔槍を刺されていく。


しかし、戦いは膠着状態。


勝負は中々決まらない。


アンナ「魑魅魍魎は増え続けているから、時間はかけられないか、やむを得ない。私も進化しよう。出来るだけ姿は変えたくないな。」


アンナは悪魔パイモンに進化した。


悪魔パイモン。

姿は進化前のキラーアントエンプレスとあまり変化はない。

美しく妖艶な女性の顔。

異なる箇所は、

2本の触覚が無くなり、2本の羊の巻き角が現れた。

頭にきらびやかなティアラが輝く。

4本の腕は2本になった。

4枚のはねが2対4枚の黒い竜の翼に変わる。


手には変わらず漆黒の魔槍。


2対4枚の黒い翼が羽ばたき飛翔する。


大岩を躱し、ヘカントケイルに近付く。


槍を遠目から袈裟懸けに振り降ろすと、ヘカントケイルの腕が10本程、斬り落とされた。


そこに現れたオニバル将軍。


居合抜刀の一閃。


ヘカントケイルは上下に斬られて、上半身がズレ落ちた。


オニバル「アンナ、腕を上げたな。」


アンナ「オニバル将軍、もう少し早く来てくれれば、陛下に寵愛されていた姿を変えずに済んだのに・・・。」


オニバル「いや、変わらんだろう。むしろ前より妖艶になったと思うが・・・。」


アンナ「早く夸父こほを倒して、陛下の元に帰りましょう。」


オニバル「そうだな。」


アンナとオニバルは競うようにヘカントケイルを切り捨てていった。


アンナの魔槍がヘカントケイルの頭を突き壊す。


オニバルがヘカントケイルの首を斬り捨てる。


真っ直ぐ夸父こほに向かって二人は斬り進む。

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