第119話 梼杌(その1)
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急に物凄い音がして空気が震動した。
揺れを感じる。
「スパ1、どうした?」
スパ1「窮奇が現れました。」
「何処に?」
スパ1「深淵の樹海北部です。四霊獣結界が攻撃されたようです。」
ハク「強い衝撃だったけど四霊獣結界は壊れてないわよ。」
スパ1「コボ2が現場に向かっています。」
「よし、俺もいくぞ。」
スパ1「待ってください。」
他の地域でも異変があります。
「え!」
コボ4から念話が入る。
コボ4(ヒロト様、大自然で梼杌らしき魔物が出現し暴れています。グリフォン族長グリルとミノタウロス族長ミロイド、竜王ドラシルが交戦中。私は今現場に向かっています。)
(報告有難う。北部に窮奇も出現中だ。誰か派遣するので、時間を稼いでくれ。)
コボ4(承知しました。)
大自然は亜神クラスの眷属がいないから、此方にいくか。
グレンシーから念話も入った。
グレンシー(旧小国群の北西地域、南西地域の境に饕餮らしき者が出現。リザルド元帥、デルガ公爵様と共にが向かっています。)
(うむ。報告有難う。北部に窮奇、東部に梼杌が出現した。3人の軍で対応を頼むぞ。)
グレンシー(承知しました。)
う~ん。どうしよ。
俺が大自然に行くとしても、北部もコボ2だけでは危うい。
(デステル、リガント、北部に窮奇が出現。出撃してくれ。)
デステル、リガント(承知しました。)
「よし、大自然に行くぞ。」
サクラ「待って。渾沌が出現して無いわ。次に渾沌が出現した場合の指示が必要よ。戦闘に入れば全体が見えなくなる。ヒロトはここに残るべきよ。」
ハク、レイ「そうね。」
ハクとレイが右と左から抱き締める。
「むむ。」
ビー1「私が大自然に行きます。」
「有難う。一人では心配だ。ライゾウ、アスタロト、ビー1に同行してくれ。」
ライゾウ「分かった。任せろ。」
アスタロト「承知しました。」
ビー1、ライゾウ、アスタロトは大自然に転移した。
サクラ「そうそう。それでいいわ。」
ルシー「そうね。ヴァンスとオニバルを渾沌の要員として残してるし、状況を見て次の手を打ちましょう。」
「むむ。心配だ。」
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大自然。
梼杌。
大きな虎の身体。
人間の頭。燃えるような眼光。
荒々しい表情。
猪の鋭い牙。長い尻尾。
梼杌は小高い丘の上に立つ。
グリフォンの群れが空中で梼杌を取り囲む。
グリフォンキングの族長グリルが前に出る。
グリル「貴様が梼杌か?」
梼杌「そうよ梼杌だ。」
地上ではミノタウロスの群れ。
レッドミノタウロスの族長ミロイドも前に出る。
ミロイド「何しに来た。」
梼杌「破壊だ。全てを破壊しに来た。」
ミロイド「それは、看過出来ないな。かかれ!」
ミノタウロス達が斧を持って梼杌を襲う。
梼杌は長い尻尾を一振り。
ミノタウロス達が吹き飛ぶ。
次はグリフォンの群れが空中から梼杌を襲う。
四方八方から、鋭い爪、嘴が梼杌に突き刺さる。
梼杌はブルッと身体を震わせるとグリフォンは飛ばされる。
梼杌の身体に傷一つついていない。
梼杌「温いな。そんな攻撃では全く効かないぞ。」
梼杌は神気を纏う。
前方、何も無い空間に爪を振り下ろす。
轟音。空気が裂ける。
前方にあった遠くの木々まで砕け散る。
梼杌「これくらいの攻撃をして貰わんと張り合いが無いぞ。」
ミロイド、グリル「ぐぬ。」
ミロイドとグリルは、梼杌から目を逸らさずにらみ続ける。
その時、上空からレーザービームが梼杌を貫いた。
いつの間にか竜王ドラシルが上空にいた。
ドラシル「ミロイド、グリル、苦労しているようだな。兵士達は足手まといだ。下がらせろ。」
グリル「そのようだな。皆のもの撤退だ。ここは俺達だけで戦う。」
ミロイド「うむ。同感だ。撤退!」
グリフォンとミノタウロス達は撤退していく。
梼杌「これから面白くなるのかな?」
レーザービームで貫かれたはずの梼杌は無傷で立っていた。
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