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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第3章 四罪
115/260

第115話 砂漠

ブックマーク登録していただいた方、

有難うございます。


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ステラド帝国の南に砂漠がある。

砂漠の南に小国群がある。

小国群の中には吸血鬼真祖ヴァンス伯爵の国があるが、それ以外の国は交流もないし、その必要もなかったので、特に何もしていなかった。

スパ1の小蜘蛛の監視も同様。


ヴァンスは勝手に必要なものを、自国に買って転移で運んでいたので、好きにやらせていた。


今回アマゾネス部族国家が傘下に入った事と、驩兜カントウ軍を倒した後小国群から交流の要望があり、国交を結ぶ事にしたので、人や物の移送が必要となった。


そこで樹海帝国から小国群へは、飛竜便ワイバーンやロック鳥便で輸送するが、砂漠の上を通るので、ちょっと心配になった事と空輸の人員不足もあり、陸路の輸送も検討したい為、砂漠の状況をスパ1に調査して貰っていた。


いつものリビング。

いつものメンバー。

スパ1からの砂漠の調査報告を皆で聞いた。


スパ1「砂漠を調査した結果を報告します。」

「うん。」


スパ1「元々ステラド帝国が砂漠を越えて、小国群に侵略しなかったのは、砂漠が危険だからでした。」

「危険?」


スパ1「サンドワームです。」

「サンドワーム!ミミズみたいな奴?」

スパ1「ミミズ!腸みたいと言われてますが、ミミズは初めて聞きました。まあ、そのような魔物です。」

「ふむふむ。」


スパ1「サンドワームは・・・。」

スパ1はサンドワームの説明をした。


サンドワーム。

褐色の身体。

大きな丸い口。鋭い牙。

体長1mから5m。

地中に掘った穴に住む。

地中を移動。猛毒を吹き付ける。


スパ1「サンドワームが大量発生していて、生物を何でも食べています。地中から獲物を感知して、足下から出現すると同時に飲み込み、小蜘蛛達も何匹かやられました。」

「そっかぁ。困ったね、どうしよっか?」


ヒナ「そんなに大量にいるのに、サンドワームは何故、小国群やステラドには侵出しないのだろう?」

「お!良い意見だね。」


サクラ「恐らく、砂地以外は移動できないんじゃない。」

「ふむふむ。」


ユイ「パパっとダンジョン化して、緑化しちゃったら?」

ヒナ「私のコアでダンジョン化するには、ちょっと遠いね。」


「でも緑化は良いアイデアだ。サンドワームの対応以外にも住める領域が増える利点は有りそうだ。」

サクラ「緑化を安易に進めると環境が変わり、生態系が狂うかもよ。」


「砂漠が無くなると問題あるの?」

サクラ「地球の砂漠の緑化も簡単じゃ無いって聞いたことあるよ。砂漠の砂には、多くのミネラルが含んでいて、海に流れる事によって海洋生物の栄養になってる事があるらしいわ。砂漠の生態系も崩れるけど、海の生態系も崩れるみたい。


「なるほど。海はほとんど関わって無いけど、どんな影響が出るか分からないので生態系はあまり壊したくないな。砂漠全体の緑化はしない方が良いね。部分的なら様子を見ながら進めるのは有りだよね。」

サクラ「様子を見ながらね。」


レイ「私の力で植物なら増やせると思うわ。」

「良いね。サボテンとか砂漠でも育つ植物から増やして、何れは土壌を改良するやり方だね。時間は掛かるけどリスクは少なそうだ。」


ハク「喫緊きっきんの課題には間に合わないわ。」

レイ「そうね。後は、砂漠にはサラマンダやシルフが多いの。ノームやウンディーネ、ドリアードを増やせば環境はある程度改善することが出来るわ。」

「それも良いね。精霊らしいアプローチだ。」


アリア「そう言えば、息壌ソクジョウを使う手もあるよ。」

「おお!喫緊の課題にも対応出来そうだ。」


ルシー「地表に息壌ソクジョウを撒いても、サンドワームは減らないし地中から来るかもよ。」

「むむ。そうかぁ~。ある程度、砂を消してから息壌ソクジョウを撒くか、息壌ソクジョウで砂を押し退けるか。」


ハピ「何が問題かわかんないよ?ワイバーンやロック鳥が上空を運べば、問題無いんでしょ。」

「うちの輸送は問題無いね。荷物を落とした時に回収出来ない可能性があるくらい。小国群独自の輸送が出来ないと、輸送は全部樹海帝国の空輸任せになっちゃうよ。しかもまだ空輸に余裕がある訳じゃないから、運べる量はごく僅かだ。」


ルシー「まあ、荷物を落としたらどっちみち衝撃で壊れるから、どうでも良いとして、空輸頼みは問題ね。」

ハピ「そうかぁ。」


アリア「昔の馬車輸送みたいに、護衛をつけて運ぶしかないわね。」

「そうだね。だとしても、砂漠の途中でオアシスや町がないとね、野営はきつそうだよ。」


アリア「そうね。オアシスや町を作ればいいのよ。」

ウィーラ「そのためにもサンドワームの対策が必要じゃな。」

アリア「うは、もとの問題に戻ったか。」


「スパ1、砂漠に住んでる部族や魔物はいないの?」

スパ1「小動物や虫くらいは居ますが、亜人や魔物は今はいません。サンドワームはぐらいしか見かけなかったです。」


「今は?と言うことは昔はいたの?」

スパ1「キラーアントが住んでた様です。キラーアントエンプレスのアンナに聞いてみたら如何でしょうか。」

「え!ホント?」


スパ1「本当です。ジョローニが砂漠から根こそぎ連れてきたといってました。」

「それが原因でサンドワームが大量発生したんじゃないの?」

スパ1「そうかもしれません。」

「うわぁ。ジョローニやっちまったなぁ。」


アンナを呼ぼう。

念話で呼ぶ事を伝え、問題無いらしいので召喚した。


アンナ「お呼びいただき有難う御座います。」

「ご苦労樣、早速だけど砂漠について教えて欲しいんだ。」

アンナ「はい。何なりと。」


「今、砂漠を通行して人や物を輸送したいのだが、サンドワームが大量発生していて、危険になっている。何とかしたいんだ。」

アンナ「そうですか。サンドワームごとき私の眷属で倒しますが、数が多いとそれなりに時間はかかりますね。」


「ふむふむ。キラーアントは砂漠に住めるんだよね。」

アンナ「問題有りません。」


「サンドワームしかいないみたいだけど食糧はどうするんだ?」

アンナ「え!サンドワームを食べますよ。」


ヒナ「サンドワームを食べるんだ!」

アンナ「そうです。」


スパ1「帝国や小国群はサンドワームの死骸は素材にならないので、危険を犯して砂漠に侵出しなかった様ですが、キラーアントの食糧だったとは思ってもみませんでした。」

サクラ「キラーアントが捕食者だったんだね。」


「ところでサンドワームは何を食べてるんだろう?」

アンナ「何でも食べますが、何もないときはサンドワームを食べます。」

ヒナ「うへぇ~。共食いか~。」


「キラーアントが住むには問題無さそうだね。ところでサクラ、魔神の遺跡のダンジョンコアは取得したよね。」

サクラ「したよー。」


「そのピラミッドは砂漠にピッタリだと思わない?」

サクラ「そうね。ピラミッドは砂漠にあると映えるね。移動出来るよ。」


「良し、方針を決めた。宰相デレイズを呼ぼう。面倒なことはデレイズに丸投げだ。後はステラドも呼んで事前説明した方がいいな。」

ルシー「あはは、デレイズは大変だ。」

「皇帝だけど、書類仕事した事無いからね。」

ルシー「眷属だからいいけど、人間の国なら直ぐにクーデターされちゃうね。」

「ははは。」


リッチの宰相デレイズとステラドを召喚。


デレイズ「お呼びいただき有難う御座います。何の件でしょうか?」

「ステラド帝国と小国群間の輸送の為、砂漠に進出することにした。」


ステラド「お呼びいただき有難う御座います。おお!小国群との交易の樹海帝国側窓口がステラドになるのですね!」

「いや、窓口ではなくて、通り道程度だよ。」


ステラド「いやいや、それでも人の流れが出来ると莫大な利益がぁ!」

ステラドは興奮し始めた。


「まあまあ、落ち着いてこれから説明するからよく聞きなさい。」

ステラド「失礼しました。」


デレイズ「なるほど、喫緊の課題、魔の砂漠対応ですね。」

「魔の砂漠?まあ名前は置いといて、問題があれば都度改善していくとして、まずは、砂漠の中心部に魔神の遺跡を移設する。その後魔神の遺跡を中心に都市を造ってくれ。ここを砂漠を管理する拠点とする。砂漠の領主はアンナとする。アンナを補佐する宰相と事務方を派遣する必要があるぞ。」

デレイズ「承知しました。」


アンナ「えっ、え!・・・承知しました。」

俺はアンナを向いてウィンク後、念話で。

(アンナ、宜しくね。)

アンナ(身に余る大役、精一杯務めさせていただきます。)


「ダンジョンもあるので、冒険者ギルドを始め各ギルドの支部も開設だ。輸送隊が宿泊するホテルも必要だな。その他必要な施設と派遣する人員は任せる。魔神の遺跡はダンジョンポイントが豊富ではないので、最優先の施設以外は手作りになるぞ。優先は輸送隊が最低限必要な宿泊施設だな。」


デレイズ「承知しました。警備体制は如何いたしましょうか。」

「砂漠の警備は原則キラーアントに任せるが、この都市だけは魔神の遺跡のスフィンクス、アメミット、セジャ、セフル、アケクに任せた方がいいな。初めは前回魔神の遺跡攻略時に倒した遺体があるので、ハクやグレイア、ユイに聞いてアンデット化した眷属達で賄おう。」

デレイズ「承知しました。」

ハク、ユイ、グレイア「「「任せて。!」」」


アンナに向いて話を続ける。

「アンナ、魔神の遺跡からステラド側と小国群側に向けて馬車で1日程度の間隔の場所にキラーアントの巣を作ってくれ。巣はステラドと小国群に着くまで何ヵ所も必要だよ。」

アンナ「承知しました。輸送隊の道に添って作るのですね。」

「そうそう。」


デレイズに続きを説明。

「デレイズ、アンナが作ったキラーアントの巣を中心に町を作ってくれ。宿泊所をメインとした町だ。警備はキラーアントにして貰う。」

デレイズ、アンナ「「承知しました。」」


「輸送隊の護衛ついてはキラーアントと冒険者ギルド、傭兵ギルドに任せよう。サンドワームの対策がしっかり出来るように、初めは冒険者と傭兵はキラーアントと共に依頼を受けて、色々教えて貰うといい。キラーアントはサンドワーム狩りのプロだからな。」

デレイズ「なるほど。」

アンナ「承知しました。」


「各都市や町は、砂漠の砂をどけてアリアの息壌ソクジョウを地面とし、防衛と緑化の一石二鳥を狙う。また、レイに植物を生育して貰い、緑化に必要な精霊を派遣して貰う。これにより都市や町作りの効率と環境改善が大幅に進むだろう。」

レイ、アリア「「了解。」」


「最後に、俺が前にいた異世界では、砂漠には石油や各種鉱石等の資源が沢山あった。業務中にその事も頭に入れて、資源らしい物が有ったらサクラに相談だな。」

サクラが自分を指さし。

サクラ「私?」

「そそ。頼むよ。有用な資源かどうかこの世界の人に判断して貰うより、異世界転移者で適切な判断が出来るサクラにお願いしたい。」

サクラ「しょうがないわね。」


「アンナ、初めは町周辺だが、キラーアントのテリトリーを輸送経路周辺、その周りと徐々に広げて、ゆくゆくは砂漠全体を管理してくれ。その際、各種資源調査も平行で頼むよ。」


アンナ「承知しました。」

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