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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第3章 四罪
105/260

第105話 四罪

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リビングに戻って来た。

念話であらかじめ転生神を倒した事を、妻達に伝えている。

従って帰るのは、ハクの異次元リビングでは無い。

本物のリビング。


一人掛けの重厚なソファーもこちらに移動してあった。

妻達は涙を流して抱きつく。

そして帰還を喜んだ。


落ち着いた頃に各自椅子に座る。

皆に転生神との戦いとミネルヴァとの会話の内容を話した。


ユイ「これで魔王を倒しても殺される心配はなくなったのね。」

「そうだね。」


サクラ「転生神あいつが初代勇者シルミルだったんだね。」

「そそ。絶対元オタクだよ。」

ヒナ「オタクをバカにするなあああ!」

「え!ヒナって・・・。」

ヒナ「そうよ。オタクでした。」

「なんかゴメン。でもヒナはコミュニケーション能力高いし、社交的でしょう。全然違うよ。」

ヒナ「そうかしら。引きこもってたよ。」

ひなの意外な一面が垣間見えました。


アリア「私は条件によっては、転生神やってもいいよ。」

「え!マジ?」

アリア「24時間ず~と白い空間にいる必要はないでしょ。」

「それはそうだけど。」

アリア「そもそも、異世界から転移者が召喚された時だけの仕事でしょ。普段はこっちにいて自由なら問題なさそう。」

「そうかい?」

アリア「一番の理由は、知らない人が勝手に召喚してると思うと怖いから、だったら自分がした方が良いのかなって思った。」

「なるほど。アリアの判断に任せるよ。」


サクラ「ところで四罪って昔の中国の悪神ね。」

「そうだね。詳しくは知らないんだけど。」

サクラ「私も詳しくは知らないけど、その時の皇帝と戦った部族のおさだった気がする。」

「そんな感じだったね。まあ、取り合えず夕飯食べに行こう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆で食堂に行った。

食堂は今晩も大賑おおにぎわいだ。


古龍山脈国王の古龍エンシェントドラゴンドライマが人化して食堂で食事を食べていた。隣には蛇王リザルド、リザードマンエンペラーのリガント将軍が酒を飲んでいる。


「ドライマ、飛竜便は儲かってるかい?」

ドライマ「おお、皇帝陛下。儲かって笑いが止まらんよ。飛竜だけでは足りなくて、ドラゴンどもも運送してるぞ。」


「それは良かった。」

リザルド「うちの飛竜便も儲かってるようだぞ。飛竜の数が少ないので、飛竜達がしんどそうだけどな。がははは。」


道路を作って流通の大改革。

なんて話が異世界物の小説ではよくあるが、樹海帝国では国家間の運送はワイバーンとロック鳥の空の便が有るため、道路の整備は不要だ。

国内の軽い手紙などの郵便はハーピー達が運んでいるようで、空輸化は益々進んでいる。


「空輸出来る眷属を増やそうかな?」

リガント「我が軍にもドラゴンは大勢いますよ。」


「フォレストリザードから進化した者達だね。」

リガント「はい。」


「軍務に影響が出ない範囲で運送業に進出しても良いよ。」

リガント「有難うございます。小遣い稼ぎにちょっとだけやります。」

「うん、無理がない範囲でね。」


抜本的解決にはならないなぁ~。

宰相のリッチのデレイズ、闇の王エルダーリッチのデルガを召喚した。

「デレイズ、デルガ!空輸の需要が供給を上回っているみたいだね。」

デレイズ「その通りです。現在は消費期限の短い食糧を優先で空輸していますが、その他の物も需要が多くあります。」


「デルガ、眷属でドラゴンゾンビとか空輸が出来そうな者はどのくらいいる?」

デルガ「相当数おりますが、ドラゴンゾンビを日中に国中を飛ばすのに問題ありませんか?」


「その検討も含めて、デレイズと相談して空輸出来そうだったらやってくれ。少なくとも深淵の樹海上空なら人間も少ないし問題無さそうだけどね。」

デルガ「承知しました。」


「デレイズ、空を飛べる眷属はまだまだ沢山いるはずだ。例えばキラービーとか妖精とか、フォレストフェザントやフォレストダック、精霊達。長距離は無理にしてもハーピー達の様に短距離だったら輸送できるはず。長距離を飛竜やドラゴン、ロック鳥に任せて彼らが国に運んで来たものを、短距離輸送の眷属が宅配する方式を検討してくれ。国中に短距離輸送の人員募集だね。」

デレイズ「はい。承知しました。」


「いざとなったら、鳳凰ハピ、応龍ハクと相談して、空輸出来る眷属を召喚してもらってくれ。」

デレイズ「承知しました。ハピ様、ハク様宜しくお願いします。」


俺の近くで肉を貪り喰っていたハピが口の周りにたれをつけたまま答える。

ハピ「いいよー。いつでも言って。」

俺の右にいるハクも快く答える。

ハク「OKだよ。」


これで空輸の件が解決するかな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうそう。タイトルの四罪しざいね。


スパ1の密偵から大自然にいる四罪の情報について報告あり。

四罪に近付くと密偵がばれて攻撃される為、近付く事は困難であることから、遠くからその様子を監視している。


四罪は四人とも人型の亜神。

共工キョウコウコン驩兜カントウ三苗サンビョウの4人。


共工キョウコウ

下部がふさふさの仏塔の様な帽子。

黒髪。弁髪。小さい目。黒い瞳。

燃える様な強い眼光。

顔は卵形。鼻は低い。

黒い口髭と顎髭。

服は色鮮やかな上下の胡服。

筒袖、左衽さじんの上衣にズボン。

身長は165cmぐらい。


大自然の北部を拠点とし、バイコーンの群れを率いる。

そして黒いバイコーンに乗っていた。


コン

黒髪。弁髪。黒目。

細顔。低い鼻。

派手な韓服。

上衣と下衣と上着。帯。

落ち着いた印象。


大自然の東部にいた。

グリフォンを率いる。


驩兜カントウ

黒目。黒髪。散切り頭。

木綿の布で頭を巻く。

鯨面文身げいめんぶんしん

顔と身体に入れ墨を入れている。

生なりのVネックの貫頭衣。


大自然の南部を拠点とし、ミノタウロスの群れを率いていた。


三苗サンビョウ

黒目。黒い推髪すいはつ

頭髪を額上において髷を丸く結ぶ。

さらにその上に細長い黒布でターバン状に頭を巻く。

草履。銀の耳輪。銀の首輪。

衣服は、裾がほとんど

足の上にまで達する長衣。

右衽うじん、袖は長く手を覆い捲っている。

帯は後方で結び、両端を長く垂らす。

前垂れを掛け腰には短い股引を穿く。

脚部には脚絆を巻く。

腰には匕首あいくち


大自然西部を拠点として、エルフ達を率いていた。


「ところで、竜王ってどこにいるの?」

デルガ「大自然の中央部の竜王山です。」

「ふぅん。デルガとデステルの拠点も大自然にあるんだよね?大丈夫なのかい。」

デルガ「私の拠点は地下深くにあるので影響はないです。」

デステル「私の拠点も闇の中にあるので、多分問題ないかと。」


始めにぶつかりそうなのは、エルフを率いる三苗サンビョウだな。

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