第104話 神殺し
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いつものリビング。
とそっくりのハクの異次元空間。
いつものメンバー。
いつものリビングにあるものと同じ3人掛けのソファー。
黒革で背もたれが高い。
硬めのクッション。
真ん中に座る。
右にハク。左にレイ。
妻達はそれぞれ思い思いの椅子に腰かけてる。
サクラはゴシック風。
後ろにカバー。一人掛け黒革のソファー。
肘掛けは木製で黒。ドクロの彫刻。
邪魔にならない箇所に金属の装飾がある。
ソファーの両脇には大きい羊の巻き角。
サクラのソファーをみながら。
「サクラのソファーかっこいいね。一人掛けも座り易そうだ。」
サクラ「でしょう。」
ハクが俺を見て。
ハク「ヒロトも一人掛けにする?」
「いいの?」
ハク「勿論。でも位置は変わらないよ。」
ハクも3人掛けは座り難かったのかな?
俺とハクとレイは一人掛けソファーにした。
右にハク、左にレイは変わらず。
ハクはロココ調の王様の椅子。
背凭れの周り、肘掛けに華美な装飾。
4本の猫脚にも装飾がある。
背凭れと座面、肘掛けのクッションは柔らか目。包み込むタイプ。
レイも精霊王に相応しい椅子。
背凭れの周りに蔓が巻く。
森の中の一部分だけ切り取った。
そんなイメージ。
彼女達も自分の嗜好の椅子が欲しかったんだね。
俺は重厚な黒い革張りの一人掛けソファー。
背凭れが高め。硬めのクッション。
ブラリリ達が紅茶やコーヒーを給仕している。
メインのテーブル以外に、それぞれの椅子の近くにサイドテーブルがあり、飲み物やお菓子が置かれている。
ノンビリした、午後の一時。
だが・・・。
「さて、転生神を倒しに行こうか。」
俺が立ち上がると、ハクとレイが右手と左手に手甲になって装着した。
ルシー「私も行くよ。」
ルシーは悲壮感を滲ませて立つ。
「いや、大丈夫。一瞬で終らせる。」
ルシー「でも・・・。」
周りの妻達は心配そうに見守る。
妻達は魔神セトとの戦いで、神との戦いでは戦力外であることを実感したようだ。少しでも助けになるなら、自分の身が危険でも同行するだろう。ただ、足手まといになることは何があっても避けたいのだ。
アスタロト「念のため、私が同行しましょう。」
「うん。宜しく。アスタロトならいざって言うとき逃げられるだろう。」
アスタロト「逃げませんよ。主を守ります。」
ルシー「アスタロト!ヒロトを絶対!守りなさい!」
ルシーは強い口調で、アスタロトを睨みながら叫ぶ。
アスタロト「承知しました。」
予めムラマサを抜刀。
ムラマサの魔力が俺を覆う。
レイがミスティルティンをムラマサに寄生させる。
八双に構える。
何時でも斬れる準備。
「行くよ。」
スラオの転移で転生神の空間へ。
転生神に呼ばれた時、スラオが背中に一体化していた。
スラオも一度行ったところに転移可能だったので、
転生神の空間へ転移出来るようになっていた。
白い空間。後ろ姿のじいさん。
無心で袈裟斬り。
転生神は振り返りにやっと笑う。
転生神「無駄だ!」
転生神は神気を発動。
俺は吹き飛ばされそうになる。
袈裟斬りが途中で止まる。
後ろからアスタロトの邪気が俺を支えていた。
ムラマサをそのまま降り下ろす。
転生神は汚ない杖でムラマサを受け止める。
その時、ムラマサはスキルを発動した。
ムラマサ「天之尾羽張!」
ムラマサは汚ない杖をすり抜ける。
転生神の驚愕した顔。
ムラマサは転生神の首を刎ねた。
転生神の首が転がる。
身体も倒れた。
血は出ない。
転生神は首だけになっても喋る。
転生神「馬鹿な?十束の剣か!いつの間にそんなものを・・・。」
転生神は悔しそうな顔で事切れた。
レベルアップのメッセージが流れた。
「アスタロト、有難う。支えてもらわなければ、ヤバかったよ。」
アスタロト「いえいえ、主様の力、お見事でした。」
ハクが転生神を異次元に収納した。
倒したら収納ね。これ常識。
その時、白い空間に神気が渦巻いた。
知らない女の声。
女「あら?遅かったわ。魔神セトを倒したから、もしかしてと思ったけど、殺しちゃったのね。」
俺たちは女の方を振り向き身構えた。
ミネルヴァ「私は女神ミネルヴァ、転生神シルミルの上司みたいな者よ。戦う気はないわ。少しお話をしましょう。」
ミネルヴァは椅子を3つ出す。
何の変哲もない木製の椅子。
自ら一つの椅子に座ると、座る事を勧める。
俺とアスタロトも椅子に座った。
「転生神の名はシルミルなのですか?」
ミネルヴァ「そうよ。貴方の想像通り、異世界転移者の初代勇者シルミルです。」
「そうだったのですね。」
ミネルヴァ「彼は独善的で自己中心的、おまけにコミュ障。亜神達からクレームがあったので、注意警告をして様子を見ていたの。」
「独善的で自己中、コミュ障・・・。確かに。」
ミネルヴァ「彼は、勇者として魔王討伐後シルミル教国を建国。自ら神と称し君臨。その後レベルアップを重ね、進化して神になったのだけど、正直任せられる仕事がなかったのよ。それで異世界転移の経験者だし、転移元の世界も詳しいので、私の仕事を一つ任せたんだけど。あんな感じで困ってたのよね。元の世界は人間の手で自然破壊が進み滅亡しそうだったんでしょ。」
「はぁ。その通りですが。」
ミネルヴァ「それを異常に警戒してて、魔王と勇者の戦い。人間と魔族の対立。ダンジョン等で亜人も含めた人類の増加を抑制しようとしてたみたい。」
「人類が増加すると世界は滅亡するのですか?」
ミネルヴァ「そうとも言えるし、そうじゃないとも言えるわ。人類の行い次第ね。」
「そうなんですね。」
ミネルヴァ「まあ、いなくなった者はしょうがない。ただ、転生の管理は必要なのよ。貴方は亜神に進化出来るけど、シルミルの替わりに転生神やってみない?」
「お断り致します。」
速答だ。
ミネルヴァ「そうかぁ。困ったわね。貴方の眷属でアリアという人間の子がいたわね。亜神に進化出来るんだけど、転生神やらないかしら?」
「本人に聞いてみないとなんとも言えませんが、恐らくは断ると思います。」
ミネルヴァ「ふぅん。取り合えず後で聞いてみるわ。」
「神託で強制しないでください。」
ミネルヴァ「やだ、強制なんてしないわよ。」
ミネルヴァ「ところで、お願いがあるんだけど。」
「なんでしょうか?」
ミネルヴァ「シルミルが封印された魔王の替わりに、厄介な者達を転移させちゃったの。そいつらを倒して欲しいんだけど。」
「え!」
ミネルヴァ「四罪っていう異世界の亜神達。」
「はああああ?四罪!無理でしょ。お断りします。」
ミネルヴァ「そんな事言わないで、神殺しだから四罪も殺せるわ。貴方の眷属達も、今回の戦いで神では無いけど、亜神クラスに進化出来る子がそれなりにいるわよ。それに四罪は現在大自然を根城にしてるけど、そのうち樹海にも侵略するわよ。」
「降りかかる火の粉は払いますが、神の後始末は神がしてください。」
ミネルヴァ「それでシルミルに責任取らせようとしたら、貴方が殺しちゃったでしょう。唯一対応できそうな魔神セトも死んじゃったし・・・。」
チラッとこっちを見る。
「いやいや、天罰でも何でもやって神で倒してください。」
ミネルヴァ「ふぅん。まあ、そのうち何とかするわ。それまでの間、大陸滅亡しないようにね。」
あぁ~。この人何もしない気だ。
俺達は転生神の白い空間から、樹海帝国の城に転移で帰った。
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