第103話 VS魔神
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スフィンクスとリザルドは空中で対峙している。
リザルドは頭から体当たり。
スフィンクスは両手で押さえる。
押さえきれず弾かれる。
飛び上がり壁に激突を回避。
リザルドが尻尾で薙ぎ払う。
スフィンクスが両手を拡げて受け止める。
尻尾の威力が強い。
スフィンクスはしがみつく格好。
振る舞わされる。
そのまま、リザルドは締め付ける。
スフィンクスの噛み付き。
リザルドのアダマンタイトより固い皮膚には、文字通り歯が立たない。
スフィンクスの尻尾の蛇も噛み付くが通じず。
爪も通じない。
両手で締め付けを外そうとする。
外せない。
ますます締め付けられていく。
スフィンクス「ぐああああああ!」
そしてリザルドの牙がスフィンクスを貫いた。
リザルドが締め付けを外す。
スフィンクスは下に落ちていく。
地面に激突。嫌な音がした。
倒れたスフィンクスをハクが異次元に収納。
リザルド「さあ、奥に進もう。」
ハク「正面の方向に扉があるわ。」
ハピ「いよいよ魔神の登場かしら。」
ハク達が扉へ進み、扉を開ける。
そこは広い空間。奥に祭壇。
祭壇の上のイスに座る魔神。
魔神セト。
黒いツチブタの頭。
頭巾を被る。
長方形の長い耳が頭巾から出ている。
黒い人間の身体。
上半身裸。筋肉質。
首回りに派手で重そうなネックレスを何重にも着ける。
二の腕に着けた青に金の腕輪。
手首に着けた青に金の腕輪。
足首に着けた足輪も青に金。
腰に黄色い布を巻いている。
右手にアンク、左手にウアス杖。
アンクは生命的宗教的象徴のシルバーの装飾具。
ウアス杖は上端にツチブタのシンボルがついている。
石突は蛇避けのため二又に分かれている長い杖。
力または支配の象徴とされている。
魔神セトが立ち上がる。
異様な神気が拡がる。
セト「我はセト!お前達も合成して欲しいのか?」
このダンジョンに出てきたキメラの様な魔物達は、魔神セトが合成したようだ。
魔神セトを中心に砂嵐が巻き起こる。
砂嵐の中から稲光が回りに放たれる。
リザルドが頭から体当たり。
砂嵐が止む。
魔神セトは、アンクを右手から消す。
右手でリザルドを受け止める。
頭を鷲掴みにすると、壁に投げつける。
激突!
激突後地面に落ちた。
リザルド「くっ、流石魔神。」
リザルドはヨロヨロと立ち上がる。
ハクは俺を転移で連れてくる。
ハクは右手、レイが左手に装着される。
左手でムラマサの鯉口を切り右手を添える。
ムラマサを抜刀し両手で持ち構える。
ムラマサの魔力が俺を覆う。
レイの精霊力が俺を包むと同時に、ムラマサにミスティルティンの枝が巻き付いていく。
鳳凰ハピは歌う。
5色のハーモニーが部屋中に響き渡る。
ハピの歌で次々と効果が現れる。
仲間達のステータスアップ。
仲間のHPを少しづつ回復。
仲間のMPを少しづつ回復。
しかし、セトのステータスはダウンしない。
セトは状態異常にならない。
魔神セトが俺にウアス杖を降り下ろす。
霊亀のリザが霊亀の甲羅でウアス杖を受ける。
霊亀リザは弾き飛ばされる。
俺はショートワープで距離をとる。
リザルドの尻尾が魔神セトを襲う。
魔神セトは右手で尻尾を掴む。
振り回して投げる。
アリアがリザルドを受け止めた。
火の鳥フェンがリザルドを回復する。
辺りを見回すと、皆がいた。
皆も来てたのね。
セト「ふははははは!何人来ても同じだ!」
魔神セトが神気を爆発させる。
神気が飛び散る。
皆吹き飛ぶ。
俺の前にはリザがいた。
霊亀の甲羅で辛うじて神気を耐える。
リザは膝を着く。
もう一発は耐えられそうにない。
「ハク、タイミングよく俺を転移してくれ。」
俺は魔神セトから離れた位置で、ムラマサを横薙ぎに払う。
ハクが俺をショートワープで魔神セトの横に転移させる。
魔神セトが振り向きウアス杖でムラマサを受ける。
魔神セトが神気を放出。
俺は弾き飛ばされる。
セト「無駄だ!色々な種族がいるな、大人しく合成させるのだ。」
その時、セトの後ろに悪魔アスタロトが出現。
右手が悪魔の手に変わっていた。
右手の悪魔の爪がセトを襲う。
セトが振り替えるが遅い。
咄嗟にウアス杖で庇う。
ウアス杖ごと弾き飛ばされた。
「今だ!」
俺はムラマサを袈裟斬りに振る。
ハクがショートワープで俺をセトの後ろに転移させる。
俺は魔神セトの首を後ろから袈裟斬りに斬り落とした。
レベルアップのメッセージが流れた。
『神を殺し』の称号を取得。
神を殺せるようになったな。
ムラマサ「『天之尾羽張』と言う名のスキルをおぼえたでござる。」
「日本神話で神を殺した十束の剣の名称だね。これで神を殺せる事が確実になった。ミスティルティンで天之尾羽張ってなんか違和感があるなぁ。」
ハクがセトの亡骸を異次元に収納。
「アスタロト有難う。」
アスタロトの右手は人間の右手に戻っていた。
アスタロトは黙って頭を下げていた。
ユイが嬉しそうにヒナに話しかけた。
ユイ「勇者の最終奥義を覚えた!」
ヒナ「おお、おめでとう!」
さくらもユイの手を握って喜んでいる。
ユイ「そして、エルダーリッチに進化した!」
サクラ「やったね!」
「さて、帰ろうか。」
サクラ「私とヒナは、このダンジョンのコアを入手して、ダンジョンを支配下においてから帰るね。」
ルシー「ヒロトは早めにハクの異次元に入った方がいいよ。」
「そうだね。」
ハクは右手から人化し俺を異次元に収納した。
サクラ、ヒナ、ユイとその使い魔達を遺跡に残し、妻達は城に戻った。
サクラが魔神の遺跡のダンジョンコアを取得した。
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