ステータス完成
「えっと、次は名前か。名前、うーん。別に優斗って名前にそこまで執着があるわけでもないしなー」
『では両親に決めてもらう、でいいですか』
「うん、それでおっけー」
『では次は身分ですが』
「この種族で王様って難しいんだよね?」
『はい。過去の王達は猿人、森人でしたので』
「認められにくいってことね。だとすると貴族、だよね?」
『そうですね。竜人なら貴族を認められていますが蜘蛛人は認められた例はありません。なので男爵や子爵が妥当な位置ですね』
「男爵と子爵ってどんな感じ?何か、権力的なやつ」
『相当な信頼が無いとまず重役は任せられませんね。他は事務的な職務などが大抵です。発言的にもそこまで強くありませんし男爵は一代ですし』
「聞けば聞くほど駄目な気がしてきた。もう貴族は諦めてお金持ちの家に生まれようかな?」
『、、、提案をしてもいいですか』
「ん?いいよ、なに?」
『王家を護る騎士の家はどうですか』
「おー、そういえば騎士もいるのか。騎士になって良いことは?」
『嫌でも戦闘訓練が受けられることと、王家の庇護かに入れるというメリットがあります。しかしデメリットも二つほど。王家の人間を命懸けで護らなければならないということと、国同士の戦争が起きた場合参加しなければならないというデメリットです』
「なるほど。でもそのデメリットって貰えるチートでカバー出来るでしょ?戦闘系のチート貰えれば」
『はい。人殺しなどに抵抗がなければ十分良い条件だと思います』
「人殺し、か。今は別になんともって感じだけど実際殺すと凄いショック受けるのかな?」
『人それぞれです』
「だよねぇ。精神強化とかできるスキルってある?」
『あります』
「じゃあそれもらうか。それでも駄目だったらもう仕方がないってことで」
『王家の騎士、で身分は決定ですか』
「うん、そうするよ。じゃあ次はお楽しみのチート選びだぁ!」
『必要かはわかりませんが一応スキルの一覧表を置いておきます。自分でスキルを考えることもできますので』
「まじで!?それは楽しみ倍増だ!どれにしようかなー?」
『悩む必要はありませんよ。好きなだけ選べばいいのですから』
「好きなだけ?そういえば個数制限とかないの?」
『ありませんよ、好きなのを好きなだけ』
少し、疑問を覚えた
僕が今まで読んできたラノベは適正でスキルを貰ったり、個数の制限があったりした
でも物語は物語で現実ってのはこんなものなのか?
いや、違う
「わかったぞ!これは罠だな!」
どや顔で四角い箱に言う高校生
何て痛い絵なんだ。違ったら黒歴史決定ですわ
『、、、、、よくわかりましたね』
「っしゃあ!あってたぁ!これ外したら本当にヤバかった」
『実はこのスキル選び放題というのは罠で、十個以上選ぶと廃人になります』
「こっわ!趣味悪すぎだろ!」
『神の考えることですので』
「そうなんだろうけど、気付いてよかったー」
『罠に掛からなかった人は珍しいですよ』
「へぇ、ちなみに何人目くらい?」
『現在はまだ一桁です』
「そんなに少ないのか。何であのロリ神はこんなことするんだか」
『娯楽、だそうです』
「本当に趣味悪いな。さて気を取り直してスキルを選ぶか。戦闘系は、何個くらい必要?」
『物にもよりますが、三つで十分かと』
「三つね。精神強化で一個は使って。後魔法も使いたいからー、二つかな?」
『全属性魔法と魔力増大ですね』
「魔力無限ってないのね」
『貴方の世界もそうですが永遠に続く物質がこの世界にはありませんので』
「そこだけ夢がないのね。
後四個どれにしようか、ん?『記憶引き継ぎ』?え?このスキル無いと記憶引き継ぎできない感じ?」
『はい。神の趣味です』
「ありえねぇ。実質九個じゃねぇか。これは絶対必要だ。
くっそー、後三個か。超能力系もいいなー念力とか透明化とか」
『やろうと思えば魔法で再現できます(ボソッ』
「ボソッって自分で言うのな。ならやめとこ。じゃあ再生は?」
『種族的に再生速度は早いので必要ないかと』
「魔眼は?見ただけで相手を殺す!」
『竜人なら普通に殺した方が早いです』
「闘気!極めれば手を振るだけで攻撃ができるしシールドも作れる!」
『魔法ならよっぽど才能がない人でなければ一ヶ月で同じことができます。威力は違いますけどね』
「第六感!五感では把握できない気を関知できる!」
『蜘蛛人なら劣化番を備えてますし鍛えれば同等になりえます』
「き、吸収!倒した相手のスキルを吸収できる!」
『確率ですしとても低いです』
「もう思い付かないんだけど。じゃあおすすめは?」
『そうですね。鑑定、カリスマ、進化、ですかね』
「鑑定、カリスマはわかるけど、進化?」
『進化というスキルはそれだけではなにも起きませんが、自分にとって何か大きなものを乗り越えたとき急激に成長する、というスキルです。どう、でしょうか』
「成長系スキルかー。いいね!名前が格好いいし。でも大きなものって例えば?」
『一番分かりやすいものは自分より強いものを倒すことですね。他は種族や性別や寿命などでしょうか』
「なるほどね。頭の中だとボスの経験値アップとしか出ないけど」
『これで決定でよろしいですか』
「うん、多分大丈夫」
『ではもう一度全ての確認を』
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種族:半猿人【竜人・蜘蛛人】
名前:ランダム
身分:王家の騎士
スキル:【記憶引き継ぎ】【身体能力限界向上】【戦闘センス】【戦術】【感情抑制】【全属性魔法】【魔力増大】【鑑定】【カリスマ】【進化】
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