種族決定
「え?あれ、ここは?」
気が付くと見に覚えのない場所にいた
先の見えない空間がどこまでも広がっている
まるで宇宙みたいだ
「ようこそ!死後の世界へ!突然だけど私は女神!君は異世界転生出来ることになったからここに欲しいチートとか身分とか書いて!」
なんだこの褐色ロリ
すげぇ綺麗な顔してるなぁ
服は、ちゃんと着てるか残念
褐色ロリがエロに繋がるのは僕の煩悩か
「えっとー、あのここはどこ?僕轢かれたと思ったんだけど」
「ん?まだ頭が整理ついてない?貴方はトラックに轢かれて死んじゃったの。でも安心して!異世界転生出来るから!」
「え、あの、異世界転生ってのはもしかしなくても、あのラノベの展開のやつですかぁっ!?」
「うわっ、ビックリした。いきなり大声出さないでよ。うん。貴方の世界のらのべ?は良くわからないけど多分それ」
「うわー!まぢか!僕の長年の願いが遂に叶ったのか!」
「うん、うん。嬉しがるのはいいけど出来れば早く書いてくれると嬉しいな。ちょっと忙しいから」
「え?あ、この紙ね。えー、種族、名前、身分、スキル、これ全部勝手に書いていいの?」
「うん。あ、でも身分はあくまで貴方の親がそうってだけで、例えば王様って書いたとしても貴方が王子になるだけで派遣争いとか暗殺とかは自分で何とかしなくちゃいけないよ」
「なるほど。ちょっといくつか質問してもいい?さっきまで興奮してて頭が回ってなかったからさ」
「え~、私忙しいんだけど~」
「っていうかここ机とか無いの?ずっとフワフワしてると書きにくいんだけど」
「も~。演出までケチつけるとか最悪!はい。これでいい?」
いきなり机が出てきて足がつくようになった
「おー、ありがとう。あと質問していい?」
「え~だるい~」
「え~」
「え~」
・・・・・
「わかったわよ。これ置いていくから」
ポイッ、と何かを投げてきた
これは、何だ。四角い機械?
「そいつに何でも聞いて。私忙しいからちょっと行くね」
「え?え、あのこれどうやって使うの?」
『何でも聞いてください』
「きぃやぁぁぁ!しゃべったああぁっ!」
「じゃあ、あとよろしくねー」
褐色ロリはどこかへ消えた
文字通り本当に消えた
「えー、えっと、君は?」
『私はナンデモコタエルクン一号です。何でも聞いてください』
「うわ、名前その通りかよ。えっと、じゃあまず始めに異世界ってどんなところ?」
『貴方が転生予定の異世界は、貴方の世界に魔法があり、モンスターがあり、ダンジョンがあり、神がいる世界です』
「えっとー、ごめん。よくわからないんだけど」
そう答えると四角い箱からプロジェクターのように映像が流れ始めた
『こちらをご覧ください』
映像には人がコンクリートの上を歩きビルが建ち並び電車や飛行機が通っている映像が見えた
『こちらが転生予定の世界です』
「えっ!?これ日本じゃないの?」
『よくご覧ください。髪の色や服の材質、武器を持った人々が見えると思います。そして何よりもこの世界は貴方の世界ほど電気工学が発達していません。その証拠に誰も電子器具を持っていないでしょう』
「ほんとだ。日本だったら何人も歩きスマホしてるはずただし電線もない。じゃあ電車とか飛行機は?」
『こちらは魔法で動いています』
「なるほどー。じゃあ電気工学を魔法にした世界で、僕の世界よりちょっと工学が遅れてる世界ってことだね?」
『いえ少しだけ違います』
「何が違う?」
『この世界はこの国が一番発展しているので、これが世界標準ではないということです。他の国はこの国よりも何ランクも落ちています』
「なるほど。じゃあ生まれはこの国で決定だね。じゃあ次の質問、種族って?どんなのがあるの?」
『種族とは、貴方の世界にいた人間を「二足歩行型猿人」と言う言い方をしています。簡単な言い方は猿人、もしくは人です』
「猿人扱いなのか。まああってるけど」
『後はこの国に住んでいる純系種族だけでも五種類います。猫型、犬型、兎型、森人型、土人型。ハーフを含めればもう何十種類か』
「前三個はわかるけど、森人とか土人とかは?」
『森人と土人は、分かりやすく言うとエルフとドワーフです』
「よしきたこれ!勝ったな」
『事細かく答えると何百種類にもなりますがどうしますか』
「えっと、ハーフとかは?やっぱり嫌悪されてる感じ?」
『いえ、貴方の世界でのハーフと何ら変わりはありません。場所や人や種族によっては嫌悪されますがこの国ではほぼありません』
「ふーん。よしじゃあ社会的に弱くなくて種族的に強い種族を教えて」
『わかりました。では、、、』
三十分後
『これで以上です』
「多いな。覚えきれなかった。えっと個人的に蜘蛛、魚、蛇、犬、霊、森人、竜が良い感じだと思ったんだけどどう?」
『そうですね。魚、霊はやめておいた方が良いかと思います。理由は知能の低下と地上での生活が困難になると思われるからです』
「でももう片方が知能高くて肺呼吸できればいいんでしょ?」
『はい。ですが血の濃さ薄さには神も操作が難しいのです』
「そうなのか。それにあの神じゃめんどくさがってやらなさそうだしね。じゃあ蜘蛛、蛇、犬、森人、竜の中からか」
『忠告ですが、片方の親は猿人を推奨します』
「なんで?」
『この国では猿人が権力的に一番上なので』
「でも差別とかってないんじゃなかったの?」
『権力とは、国の決定権や投票権などです。実害的な権力ではありませんが持っていても損ではありませんよ』
「でもなー。男のロマンがそれだと達成できない」
うんうん唸ってると四角い箱からアドバイスが
『ならば、クウォータにしますか』
「クウォータって四分の一とかのやつ?」
『はい。例えば猿人、蛇、犬、森人などができます。しかし個々の種族能力は下がります』
「うーん。悩ましい。四分、四分、二分とかは?」
『できます。ですがそうするなら二分は猿人を推奨します』
「わかったよ。じゃあ二分猿人で他は蜘蛛と竜だ」
『家族構成は猿人と蜘蛛のハーフと猿人と竜のハーフの子供になります。よろしいですか』
「あぁ、それでいい」
『それともう一度種族によるメリットデメリットを伝えます。多足歩行型蜘蛛人のメリットは蜘蛛糸の精製、再生能力の向上、毒の所有、五感の発達。デメリットは多足歩行、複眼、剛毛、捕食欲求などが発生する確立あり』
「おっけー。腕が増えないように祈るよ」
『飛行、二足歩行型竜人のメリットは竜鱗、竜爪、竜牙、竜羽などの確率生成や、喉と肺と再生力の強化。デメリットは異常な食欲、闘争本能など。本当によろしいですか』
「いいよ。じゃあ次を決めよう」




