序章
この度は、「タイトロープな任務を日本でしてくる。」を手に取って(?)いただきありがとうございます。
この小説は日本で謎の感染症が発生し、ゾンビ化した人々が「BWRDT」の隊員たちに襲い掛かかってきます。そのなかでエマ・フラッシュがゾンビを倒しながらも黒幕を暴いていくお話です。
序章
2039年7月9日(金曜日)・午後2時41分
一人の女性がゾンビから逃れるために必死に走っていました。背の高さは中ぐらいで、パッと見たときは美男子だと思うほどボーイッシュな髪形、容姿でした。
服装はというと黒色が基調の服装でした。しかしよく見ると日本では見ることがない「もの」がありました。
「もの」はおなかの前にあり、独特な形をしていました。その「もの」の名は――、
《クリス・ベクター》…….45口径弾という強力な弾を「クリス・スーパーV」という反動抑制機構によって反動を少なく発射することが可能になった、30発が装填可能である高威力な「短機関銃」です。
そして、腰回りには「グロック18C」、「FNファイブ・セブン」これまた「ハンドガン」――「銃」です。
「くそったれがっ!ふざけるな!」
彼女が顔には合わない悪態をつきました。次の瞬間――、
「グジャァァバズガァァァ」
後ろにいたゾンビが自分の首にとびっかかてきて彼女は後ろに倒れました。
必死にもがいていますが離れそうにありません
すると彼女は腰からりんご――ではなくM67破片手榴弾を取り出しました。このM67破片手榴弾は重量14オンス(397グラム)直径2.5インチ(63.5㎜)で丸い形状からアップルグレネードともいわれている手榴弾です。
彼女は自分の上にのしかかってきて首を噛もうとしているゾンビを殴り、ひるんだところでさらにもう一発食らわせると、立ち上がり安全レバーに取り付けられている安全クリップを取り外しT字に折れた安全ピンの先をまっすぐに戻しました。親指及び人差し指でスプリングを固定する安全レバーを抑え込み、迷いなく安全ピンを抜きました。
ここでもう一度さしなおし起爆を防ぐこともできますが彼女は安全ピンを地面に投げ捨てました。
「ふぅ……」
彼女は一度深呼吸をすると7mほど先にいる20体くらいのゾンビに向けて投擲しました。
5秒後に起爆し、5m以内だと致死傷を負いますし、15メートル以内でも殺傷能力のある破片が飛散します。なのでおそらくゾンビを殲滅させることができるでしょう。しかしそれと同時に自分自身も殺傷能力のある破片が飛散する範囲にいます。
彼女は3メートル先の角に向けて全速力で走りだしていました。
5秒後
彼女のもと居た場所は轟音と衝撃に包まれていました。
再び歩き出した彼女は思うのでした。
夜明け前が一番暗いとよく言うけれど本当なら今日は夜が長い冬至に日だと。
日本の1億2632万人の皆様こんにちは。思兼 雅です。好きなものは、銃・ゾンビ・ライトノベル・サバゲーです。この後も続編を出す予定なのでよろしくお願いします!。( `・∀・´)ノヨロシク
2019年2月3日・21時29分;思兼 雅