** 夢から覚めたら
出演
30歳男性 医師 レディースクリニック
夜間心療内科
19歳女性 専門学校学生 食料品アルバイト
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「お、目が覚めたか。ブサイクちゃん?」
「おはようございます」
「おお、よかった。言葉が通じないとかな! ありえねぇよな、ブサイクちゃん」
『あなた誰? メアーさんは?』
「メアー? 今、メアーって言ったか?ブサイク」
「はい。私、メアーさん。メアーさん分かります」
「・・・・・・」
『あ、ぷるりん!』
「・・・・・・」
『・・・・・・』
「・・・まあ、茶。飲むか?」
カチャカチャ。コト。
「・・・・・・・・・・ありがとうございます」
「で? お前。正確には歳いくつ? な・ん・さ・い?」
「十九。合ってます」
「嘘つくなって、体格で調合したけど、年齢が分かった方が薬、使いやすいんだけど」
「・・・・・・セルド、ライ。合ってます」
「・・・ち、ったく。最近のガキはバカで自尊心だけが生意気で、面倒くせぇな。・・・まあいいや。身体や、他に痛いトコ、あるか?痛み、あるか?」
「身体。大丈夫。ありがとうございます」
「おう。・・・・・・まあ、飲めよ。冷めるぞ。あ、土産で菓子もらったんだ。ほら、少し前にラーナ様帰って来ただろ? まったく、あの人、攫われたってのに、グルディ・オーサで食った菓子、軍から持って帰って来たんだよ。有るだけ全部。箱ごと荷馬車で何箱?」
「・・・クノーサ。おいしい。」、
『硬すぎるマカロン。歯が折れそうに』、
「クノーサ『イイね』好き」
「お、よし。食え。これは砂糖と、ペアをすり潰して作ってるんだ。俺は青いやつが一番好き。きれいだろ?でも甘すぎだよな」
「ペア? 青い?」、
『今、ぷるりんのこと言った?』
ガサガサ、ごそごそ。
パカン。
「これも出てきた。いつ貰ったやつだったかなぁー? カロ、食ったことあるか?客がファルドから持ってきたんだ。・・・一年、経ってたかなー・・・、ま、焼いてあるから大丈夫だろ。黴びてなきゃ有りだな」
「・・・ペア?」、
『これ、まさかぷるりんが原材料だったの?』
「いいから、遠慮しないで食えよ。そして早く飲め。俺が言うのもなんだけど、ここ、薬草の粉、飛んでっからな。飲み合わせで腹下るぜ。手で蓋しとけよ」
『あ、あの、何言ってっか、全然分かんないデスケド。これってぷるりんですか? それだけでも教えてください!』、
「ペア?これ?ルル?『ぷるりん?』」
この後、24歳男性、人材紹介会社ファルド支部、部長の来客があり、お茶会は中断された。




