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ぷるりんと異世界旅行  作者: wawa
双頭の王~ファルド帝国
148/221

** 越度 **


 出演

 24歳男性 人材紹介会社トライド本社 

      代表取締役社長

 人材紹介会社トライド本社 復興特別室 

 室長以下役員 ミギノファンクラブ会員数名

 トライド在住 赤猫 雄


******


 「おう、町ん中、どうなった?」

 「落ち着いた落ち着いた。あれ以上やったら、マジで麻酔抜きで治療されるって、皆真剣に仕事してたわ。その方が死ぬから」

 「あー・・・、だよな。あの人、ほんと、俺、無理」


 「でもよー町ん中、なんか、黒蛇オウローダの話、怪談になってたぞ」


 「怪談?」


 「黒蛇オウローダの悪口言ったら、空から鳥の死骸が降ってくるんだって」


 「は・・・?」


 「にしてもさ、ミギノちゃん、なんか可愛くなってたよな」

 「あー、思った思った。落人オルだもんなー、そりゃ調べられねーわ。ミギノちゃん。巫女ちゃんに昇格してたしなー」

 「でもよ、あれだろ?ガーランドの黒騎士に持ってかれたんだろ?」


 「ぺろり?」

 「ぺろり。」


 「やー、ソーラウドじゃ、無理だと思ったけど、やっぱ駄目かー」

 「あいつ今、死んだ風になってるじゃん。無理だわ」

 「〔俺〕だぞ?相変わらず〔俺語〕だぞ?あんなに小っこいのに見上げられて、グハッ、黒騎士、最低ー、巫女なのに」

 「巫女ってなんか、エロくねー?」

 「えー、俺、婆さんしか思い浮かばないわ。エロくない。むしろラーナ様も思い出す。怖い」

 

 「まさかのヴァルヴォアールを超える変態野郎。鬼畜黒い竜騎士、俺の巫女ちゃん返して、」


 「ぺろり?」

 「はあ、マジで落ち込むわ」

 「にしても、やっぱあの竜騎士のねーちゃんだろ?」

 「あー、・・・頭、大変だったよな。きっと」

 「あの金の眼で睨まれて、俺、マジでビビったわ」

 「スゲーよ。腕筋ガチガチだぜ。・・・頭、きっと、襲われちゃったよな。次の日、なんか顔色悪かったし」

 「うらやましー・・・、どうだろうな。どうなんだろうな」

 「頭が女の子役?」

 「・・・・ぺろり?」

 「・・・・ぺろり。」


 ジーーーーーー。


 「「「「はっ!」」」」


 ドキドキ、ドキドキ。


 「なんだ、ルピノルかよ、脅かすなよ」


 「お前が怪談なんて、言い出すからだろ、」

 バシッ!「って、」

 「そういや、マジであの死がぃ、」


 じーーーーーー。


 「なんだよ、途中で話、やめんなよ」

 「あ?」くるり。ゾワリ!


 じーーーーーー。



 「「「「お疲れ様です!」」」」


 

 「・・・・」



 スタスタススタスタスタスタ・・・。


 「やばい、頭、いつから聞いてたんだ?」

 「わかんね、わかんねえけど、多分やばい」

 「ぺろり?」

 「ヤバいって!」バシッ!「マジでヤバいって!」

 


 ザワザワ、ザワザワ。ヒソヒソ。

 ボソボソ・・・。


 




 トライド人材紹介会社本社では、この日から一部の幹部役員には過重労働が命じられた。その中には、社長による理不尽な嫌がらせを受けた者もいる。命がけで溜めに溜めた私物の巫女ちゃん個人情報を没収された者、心から苦手とする治療院の営業担当に配置換えされた者等々。だがこの会社は、国が認可するトライドを代表する公的なブラック企業であり、他に転職先の無い若者たちは、日々様々なストレスを抱えて泣く泣く従事している。




*********


 出演

 20歳女性 専門学校学生(休学中)

      食料品アルバイト(休職中)

 29歳(自称)男性 液化球体化合物 青色 

 13歳女性 北方国天教院神官認証

      天上巫女付き人

 22歳男性 ファルド自然科学研究所 

       被験者NO.45

      (要注意国際指名手配中)

 24歳男性 エスクランザ国天教院

      派遣要人護衛官長

 11歳男性 南方共和国真存在海集落 蛇魚村

        少年部会 会員(家出旅行中)

 29歳女性 ガーランド入国管理局 特別調査官

 23歳男性 ガーランド入国管理局特別調査官補佐

 諸国放浪中 黒猫 雌



*********



 「特別部隊編制員、まずは」


 ドキドキ、ドキドキ。


 「水中特殊隊員!」

 〈分かった!〉ビシッ!


 「間抜けなメイ専属追跡隊員!」

 「はいっ!」ビシッ!


 「ナーーーン!」


 「お、よしよし、お前は俺を乗せる隊員な、この隊の副隊長だぞ」

 ナデナデ、ナデナデ。

 「ニャン!」スリスリ、スリスリ。



 (・・・・)



**



 (・・・・)



 指し!『鮪』

 〈何?メイ『マグロ?』、『マグロ』って、何?〉


 指し!『盗聴機能付き、じーぴーえす』

 「・・・・?」ふりふり!ふりふり?


 指し!『タクスィー?・・・いや、ぷるりん専用アッスィー』

 「・・・ニャ」


 くるり!


 指し、『メッスィー?』


 〈は?、何『めっすぃーっ』て?俺のこと?〉


 くるり。


 指し。『エルビーお父さん、』

 指し。『アラフィア姉さん。』


 じーーーー。


 指し、『マスク・・・おじいちゃん?』


 [・・・・]


 「おい、だがら『めっすぃーっ』て、何だよ?何か、嫌な響きだな」


 『ノンノン、メッスィー重要ポジションです。財務省、お財布局、大蔵お大尽、』にやり。


 「なんか、その尻上がりな喋り方、イラつく。馬鹿にしてんだろ?」


 「メッスィー?お財布です」、

 『エルビーお父さんの再婚相手、今はお財布を握るお母さんポジション、弟です』


 〈・・・・〉イラッ。


 「『オジイチャン』て、何ですか?」 

 

 ポンッ。


 「安心しろ。馬鹿にされてることは、間違いない」


 [・・・・]




 

 この後、人々を様々なあだ名で揶揄した少女は、『オジイチャン』からの厳しい仕置きを受ける事になる。




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