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ぷるりんと異世界旅行  作者: wawa
双頭の王~ファルド帝国
138/221

** 吐露 **


 出演

 29歳女性 ガーランド入国管理局 特別調査官

 23歳男性 ガーランド入国管理局 

      特別調査官補佐

 13歳女性 北方国天教院神官認証 

      天上巫女付き人

 19歳女性 専門学校学生(休学中)

      食料品アルバイト(休職中)

 29歳(自称)男性 液化球体化合物青色 

 22歳男性 ファルド自然科学研究所 

       被験者NO.45

      (要注意国際指名手配中)

 24歳男性 エスクランザ国天教院

      派遣要人護衛官長

 11歳男性 南方共和国真存在海集落 蛇魚村

        少年部会 会員(家出旅行中)

 31歳男性 医師 レディースクリニック

      夜間心療内科

 24歳男性 人材紹介会社トライド本社 

      代表取締役社長

 


*********


  「医者も居ることだし、問題ねーな。消去法でいくか。廃棄物ルデアは無し、イーのガキも無し、あとは、」 


 『ストップ・ストリッパー!!!ーーパン!!!

 (た、助けて!姉さん!弟!誰か!医者!おい!あれ?今、私、パンされた?外、出れた?)


 「さあ選べ。竜好き、根暗殉教者、没落チンピラ貴族、・・・なんか、どれも、ぱっとしねーなー、」


 〈・・・おい、〉

 [・・・・]

 「・・・・」


 ジロジロ、ジロジロ。ジロ。


 「やっぱ、今日の宿代として、没落チンピラ貴族でいいか」

 「値札を付けて、市場へ出す。大した金額にはならないと思いますが」


 (・・・・)


 「一言多いんだよ、チンピラ貴族。まあ、じゃ、根暗殉教者で「神樹と皇子に誓って有り得ません」


 (・・・・)


 「・・・正論だがな。迷うくらいはしてくれ。早すぎる。じゃあ、残った竜好きで頼むわ」


 「俺、いいや。」


 (・・・・)


 「・・・・なんか、今の一番傷ついたな」


 (・・・・)

 〈・・・・〉


 シーーーーン。

 チクタク、チクタク、チクタク。


 クイクイ。

 〈ねーねー、なんの順番なの?なんでスアハは飛ばされてるの?〉


 「イーは大人になってからな」

 シッシッ。

 〈・・・ウウ、?〉


 「残るは女男かよ。・・・まあ、付いてりゃいいか」

 「俺は処女はめんどくせーから、お断り」


 (・・・・医療守秘義務の崩壊)

 「・・・・」


 ドガッ!!「キャンッ!」


 〈オラ、いい加減にしろよ、バカヤロウ共。処女メイ貶してんじゃねえぞ、玉無し共が!〉


 ガン!!(ビクン!!)

 

 ガタガタ。

 〈おい、卓を蹴るな、アピー怖がってんだろ、〉


 「キューゥゥ、」

 ドキドキ、ブルブル、ブルブル。


 〈・・・・〉


 「・・・・、」

 (・・・姉さん、姉さんの慰めが、グサリと私に突き刺さる。様々な男性に、拒否られた事の再確認なのである)


 〈オウ。分かった。タタねーなら、ケツに踵突っ込んでやるから、そこに一列に並べよデグ共、〉


 ギロリ!!

 ゾクリ!!

 ゾワリ!!


 「あー、・・・分かった。すまない。全て俺が悪かった。な、玉狩ルデアり!」


 「え?僕のこと、今の状況にかけて、馬鹿にしたの?全然面白くないんだけど。」

 じろり。


 「あ?」


 シーーーーン。

 ジロジロ。ジロジロ。


 はっ!!


 「いや、してねーし。狩ろうともしてねーし、おかしな事、言い出すんじゃねえよ、」ドキドキ。


 ジロジロ。ジロジロ。


 パンパン!


 「止め止め!下らねえ!今は大事な交渉中だぞ!さ、話を戻すぞ。刻が惜しい。」 

 (ぷるりん天然自爆。これは私がすべった事になるの?・・・ヤメテ・・・、)





 


 この後、水面下の国と国との国境線を左右する、大切な交渉が行われる事になる。上記の出来事により、交渉相手国が使者に不審を抱き、内容が保留になったのかは定かではない。 




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