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ぷるりんと異世界旅行  作者: wawa
誓約の地~エスクランザ天王国
103/221

** 勧誘 **


 出演

 30歳男性 ファルド公安第十旅団医療局 局長 

 23歳男性 ファルド公安第一旅団特殊課派遣職員


*********


 「なるほどな、その行きずりの北方セウス女に帯の詳しくを聞いたのか。お前、向いてるよ。けっこう楽しんでんじゃないか。あっちこっちに女が居て。第八が誘ってたぞ。そのまま諜報に行けよ」


 「そうですね。次回の給料の内容で考えます。でも心外ですね。あちらこちらに居ませんよ。あちらから声を掛けてくれるのです。帯の解き方も、ガーランドで次は女装でもしようかな、と」


 「へー、それにしても、あれは駄目だぞ。南方ゴウドの子」


 「・・・何の話ですか?」


 「聞いたからな。船着場で、ミギノにくっついてる南方ゴウドの子供を軟派してたって」

 「してません。おかしな誤解です」


 「大人になったらお嫁さんにしてあげるって、言ってたって、船員が噂してたぞ」


 「・・・・大きくなってから、そういう事は考えようねって、言ったんですよ」


 「すごいなー・・・、お前、部下まで上官の趣味趣向に合わせるなんて、さすが我が帝国が誇る、第一騎士団員だなー」


 「合わせてません。これは仕事。任務です」


 「だけど、ミギノは自称、十九セルドライだが、あの子は本当に十二セルドルスだから。本物だからな、笑えねーし、突き出すからな」


 「・・・だから、」


 「その時は、フロウも連座させようか」


 「・・・・」


 「ヤメテェー、ヤメテェー、ごめんなさい、許してぇー」


 「・・・・」


 「ミギノに言わせて喜んでたのは、お前だからな。知ってるぞ。・・・まあ、フロウも言われて喜んでたけどな。止めろよ。俺、精神的なそっちの治療は専門外だから。・・・たしか、軍学校で、それ専門の奴が居たな。奴、今はトライドか?女みたいな顔してたんだけどなぁー、それでひね曲がって、性格は最悪だったな」


 ぶるり。


 「思い出したくねーな。奴との研修。講師で来てた、エミーのババアを無言にしたのは奴だけだぜ。オイ。まじで南方ゴウドのガキに手、出したら、トライドの病院に送致するからな。チョン切られるぜ」


 「!!」


 ザザーーーン。



 「ヤメテェー、ヤメテェー、許してぇ-!」

 「送る。確実に。二人とも。医者命令で」

 スタスタ、ギギィ、パタン。



 ザザーーーン。


 「さみしぃなー、さみしぃなー、一人にしないでぇー!・・・いや、マジで笑えない」




 帰国後、人事相談窓口に一人の職員が、派遣手当ての愚痴を言いに訪れた。


 

 

*********

 

 出演

 22歳男性 ファルド自然科学研究所 

       被験者NO.45

      (要注意国際指名手配中) 

 15歳男性 南方出身旅商人

 15歳男性 南方出身旅商人(婚活中)

 ガーランド在住 黒鼠十匹(拉致脱出計画中)


*********


 キューキュー。

 キューキュー。


 「わあ!沢山いるねぇー!」

 「こんなに沢山の〈黒鼠カラテテ〉初めて見たよ!」


 「捕まえるの難しいよね」

 「そうそう、用心深いんだ、この子たち」


 キューキュー。

 キューキュー。


 「かわいい、」

 「やわらかそう、」


 キューキュー。

 キューキュー。


 「僕、ももの部分が好き」じゅるり。

 「僕はやっぱりお腹だな、ぷりぷり」じゅるり。


 「・・・・」


 ヂュッ!


 「あ、怒ってる。この子にらんでる」


 チョン。


 キューーーー!


 たたたたたた!


 「ねえ、この顔、あの子に似てない?」

 「似てる!すごい似てる!この逃げられないのに、無駄に隅に頭を突っ込んでる姿とか、そっくりだね!」


 「お尻が丸見えですよー、」

 

 キューキュー。

 キューキュー。


 くるり。

 「ね?そう思わない?」


 「似てないよ。ミギノはもっと可愛いよ」


 スタスタ、パタン。


 「・・・・」

 「・・・・」



 「ミギノって、言ってないのにね・・・」



 キューキュー。

 キューキュー。



 

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