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23・感染からの狂気
「ハハハハハハハハハハッッ!ヘル・サテライトォ!」
「ぐはぁっ!...クソ、クソぉぉぉぉぉぉ!」
過去に戻り、レオはディーラと戦闘を続行中。ただ、力不足はもろに見えていて。
「ぐはぁ...くそ...」
「クハハハハハハハハハアァァァ!」
やばい。このままでは。その時。
視界に、犬が飛び込んだ。
──あれを使えば、いける。
「ワン!」
「は?何を思ってそんなことを?気でも狂った?」
───狂ってるのは、お前だ。
「死ね」
「え?なんで?受けるんですけグハアアアッッ!?」
魔犬が後ろから奴を捕食した。
今のうちだ。
「待てよ…後で必ず...ぼくの…はい…か...」
──遺言は、聞かなかったことにした。




