なんとなくで序章を書いてみた訳だが
ー 小説を書きたい。だけども素人だし、正直文法なんてめちゃくちゃだ。
起承転結とかよく分からないし、話の山も谷も無い。
それでも小説が書きたい。昨今流行りの俺Tueeeって奴を!
そう思い至ってから、小説サイトに登録するのは早かった。
登録はした。けれども書き始めはどうしよう。
いや、ちがう。
俺Tueee小説だとしてもジャンルすらも考えていない。
ファンタジー?流行りのVRMMO?異世界?それとも学園ラブコメ?
登録して数分。俺は最初の壁にぶち当たった。
流行りに乗じて、ベタな異世界漂流ものの俺強を書いてみよう。
設定は詳しく考えてから書いたほうがいいのだろうか。
それとも流れで書いても大丈夫なのか?
次々に壁が立ちはだかってめげそうだ。
うーん、考えるより先にひとまず書いてみよう。
出だしは、そうだな…。 ー
俺が生まれた世界は、平和でなんとも退屈な世界だった。
平和なのはいいことなんだろう。だけど俺は、大きな刺激を求めていた。
ー異世界に行ける儀式ーそんな記述をとあるサイトで見つけた。
まあ、どうせ無理だよな。分かってる、分かってるけどやってしまう。
好奇心旺盛な花の男子高生。あぁ、自分で言ってて虚しくなってきた。
サイトの手順通りに儀式を進めてみる。
手順は割愛。
さて、準備は整った。心臓がうるさい。手が震える。
異世界に行けるだなんて、そんな非現実的なことがあるわけが無いと分かっていても、期待してしまう。
これが、最後の工程だ。
水の入った透明なグラスを叩きつける。
グラスの割れる音と共に俺の意識はブラックアウトしたーーー。
ー なんちゃって。
どうだろう、わりとスラスラ書けた気がする。
しかし主人公の名前とか出てきてないしなあ。
どんな自己紹介が良いんだろう。
異世界に行ってからで良いのか。
まだまだぶち当たる壁が多そうだ。
とりあえず今日はこの辺にしておこう。
おやすみなさい。 ー