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file.4 エレクトリカルマネージャー

この度総アクセス件数が100件を越えました。みなさん読んでいただきありがとうございます。これからも不慣れながら頑張って書いていきたいと思います。

前回田原についての説明をしなかったので、彼の紹介から始めたいと思います。

彼田原紀章たはらとしあきは、対策室の第1小隊の所属です。彼の主な役割は事後処理の書類作成などの雑務全般です。雑務と言っても事件に関することが多く、彼にしかできないことがほとんどです。彼にしかできないこととはネットワーク上での追跡捜査です。

彼には鷹章と同じように特殊な能力があります。それは体内の脳波などの電磁波を増幅・放射することによって、機械に干渉してキーボードなどを使わなくても端末を操作することができると言うことです。これによって意識のスピード=操作のスピードになります。また、どうやっているかは本人にしか分からないけれど、彼はどんな方法を使って消去したデータでも端末自体ハードディスクを破壊しない限り復元する事が可能です。しかし彼のこの能力には弱点があります。それは、彼が能力を使う際に逐一ネットワーク上の情報を脳に記憶しなければならないということです。これによって彼の脳には大きな負担がかかります。他にもいくつかの応用技が有りますが、後はまたの機会のお楽しみです。


……と、彼について説明しているうちに彼はもう仕事を終えたようです。


「…っと。よし。捜査完了。」

彼はそう言って(心の中で)帰り支度をして対策室を出て行った。


次の日、鷹章は誰よりも早く対策室に来ていた。彼は疲労程度で仕事を休まない。病気をしても日曜日の間に治してくる。(但し、対策室の人々はその任務の特殊性から日曜日=休日という概念はないのだが……)

彼がきたのは午前7時で室員が揃ったのは始業とされている午前9時(本当はそういった物はないのだが、労働基準法により定めてなければいけないので決められている形式的なものである。)の30分前の午前8時半である。


「室長。少しよろしいでしょうか。」


声の主は紀章である。


「ああ、大丈夫だ。それで何の用だ。」


「昨日の件について調べておきました。データは第1のフォルダに入っています。」


「そうか。御苦労だった。」


「ところで、一つお訊ねしたいことがあるのですが。」


「…ん。なんだ。」


紀章の表情が厳しい物になっていた。


「今回の件も‥‥僕たちのことが関係しているのでしょうか。」


この言葉にあわせて鷹章の顔も厳しい物になった。


「それは分からない。あと、俺らのことをこんな公の場所で話すな。」


「すみませんでした。」


紀章はそう一言言い残し自分の仕事に戻った。

技術的におかしい言葉が飛び交っているかもしれませんが、温かい目でこれからもよろしくお願いします。

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