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【序章】騎士団編ー4.5
「えー、それではルールを説明します」
シアンは人差し指を立てた。
「ルールその1、私はオレンジ頭⋯⋯ゔぅんっ!ライゼルに傷一つ与えてはならない」
心の中で先程まで読んでいたあだ名、とは少し違う呼び名を声にだしてしまい、咳払いで修正する。
どこからともなく冷たい視線が突き刺さってくる。が、気の所為だと思うことにする。
シアンは人差し指を出したまま中指を出す。
「ルールその2、魔法は使用禁止」
「はっ!誰が魔法なんて使うかよ」
いちいち頭にくる発言をしてくるなぁ。
最後にシアンは薬指を立てた。
「ルールその3、魔法以外はどのような方法で相手を攻撃しても良い」
どよっとざわめきが起こり周りに感染していく。
そんなに驚くことかな。と少し焦りが出る。
頭をポリポリと掻く。
「はい!以上のルールで問題ないかな?ライゼル」
「問題ないぜ」
手を叩きどよめきを収め、ライゼルに確認を取る。
とは言いつつこのルール自分に不利すぎるんだよな。
少し甘やかしすぎたか?
「ユークラシス、審判を頼む」
「えぇ、分かりました」
快く二つ返事をしたユークラシスは両手を高く掲げた。
「それでは勝負開始!」
ユークラシスのパチンと手を叩いた音と共に勝負の火蓋が降りた。




