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【序章】騎士団編ー⑦

シアンが騎士たちに向けて敬語を使うと、敬語の人物が増えてしまい分かりづらくなってしまうので、今回からシアンから騎士たちへの話し言葉はタメ口にしました。

「えー皆、昨日はすまなかった。情けない姿を見せしたあげく、昼で解散してしまった」


そう。あの後シアンは「とりあえず今日は自主練でお願いします」といって昼で解散したのだ。


改めて考えると着任初日で放置するなど言語道断である。


「今日は皆の武器の適性を確かめていきたいと思う」


「武器の適性⋯?」「俺らはもう剣を使って戦ってるぞ」「そんなことしなくても」「そんなの剣一択だろ」「面倒くさい」「意味がわからない」


などと、ざわめき出した。


「はい!驚くのも無理がないと思うが、これにはちゃんと理由がある。意味のないことでは無いので安心して適性を探してくれ」


手を2回叩きこちらに注目させる。


「1つ、一番自分に適したものをみつけてくれ。出来れば2つ。武器はこちらで用意したから自由に使ってくれ。他に使用したいものがあれば使用しでも構わない。明日も適性調査及び訓練をやるからな」


短剣、長剣、大剣、双剣、弓、斧、槍、モーニングスター、メリケンサック


シアンは持参していた収納袋に詰めていた武器を種類ごとに数個ずつ地面に並べていく。


※収納袋⋯⋯中が異空間になっており一定量物を入れることができる。


「剣の種類が多いが、人によって合った剣があると思う。だから一つ一つ試してみてくれ」


メリケンサックが武器かと問われたら少し微量だが。騎士達に突っ込まれない限りは何も言わないでおこう。


後は的だな。練習台となるものがなければ意味がない。木が一番いいか。どの武器を試すのにも使える。とりあえず、人数分出しておくか。


「■■■■」


呪文を唱えた瞬間地面から木が生え、騎士達一人一人の目の前に木を1本ずつ出した。

ふぅ、と息を吐き額に浮かんだ汗を拭う。


「目の前にある木を的にしてくれ。⋯⋯どうかしたか?」


騎士達がは動かず、ざわめいている。

敬語をやめてハキハキ喋っていこうと思ったのだが変だっただろうか。やはり昨日と違いすぎて動揺しているのか?


「いえ、何でもありません」


黒髪青瞳の騎士が答えた。彼は確か昨日質問をしてくれた騎士だ。


「君、名前は?」

「私ですか?」

「そう、君」


一応書類では一通り目を通しているが、確認は必要だ。


「私はエリオットと言います」


エリオット。書類にかかれていた内容と同じだ。


「エリオット、いつも使っている武器は?」

「私は普段、訓練用の剣を使っています」

「実戦訓練でもか?」

「はい」


実戦訓練でも訓練用の剣を使っているのか。訓練用の剣はどこまでいっても訓練用の剣だ。自分専用に鍛冶屋で売ってもらったものとは似ても似つかない。そこまで行かずともしっかりとした鍛冶屋で売っているものとはまるで違う。


「エリオットは⋯⋯長剣を試してみてくれ」

「長剣ですか?」

「そうだ」


多分合う。

直感でしかないけれど、エリオットには長剣が手に馴染むはずだ。そう言ってシアンはエリオットに先ほど出した長剣の一つを拾い、目の前まで持っていった。


「構えはいつもと同じ通りで平気だ。大丈夫、自信を持って」


手に握らせると、こくり、とエリオットは頷いた。

エリオットは目を閉じ息を吐いた。

目を開き息を吸う。


その瞬間するりと身体が動いているように見えた。まるで長年手にした愛剣のように。


ズドン


鈍い音と共に木が真っ二つになった。



「お!成功だな。どうだ、手に合ってるか?」

「はい⋯⋯自分でも驚くほど滑らかに動くことができました。練習用の剣とはまるで違う」

「それはよかった。引き続き自分にあった武器を探してみてくれ。長剣よりも手に馴染む武器があるかもしれない」

「はい!ありがとうございます監督」


ぴったり90度に腰を折り、礼をしてきた。礼儀正しく真面目なやつだと分かる。


それにしても監督かぁ。昨日はシアンさんって言ってたのになぁ。ランクアップした気分だ。なんだかいい響きに感じる。思わず頬が緩みそうになるがぐっと引き締める。ここで舐められては終わりだ。


気を取り直して皆の監督をしなければ。

1人でうんうんと頷いていると背後から声をかけられた。

「シアンさん!俺にもあった武器を教えてください」

「分かった」

振り返り、姿を見ると声の主はオレンジ頭のライゼルだった。


「あ、ライゼルずるい俺も教えてください」「僕も」「抜け駆けするな」「私にも教えてください」「俺にも!」


エリオットに指導したのが功を奏したのか、

ライゼルが声をかけてきたのと同時に他の騎士たちも一斉に話しかけてきた。


「落ち着け、焦らなくても全員見るよ。まずはライゼルからな」

「ありがとうございます!!」


ライゼルもエリオットと同様に腰を90度に折って礼をしてきた。


よしよし。どんどん皆からの好感度が上がっているぞ。このままいい信頼関係を築けていけたらいいな。

ドワーフ…⋯

寿命 平均500歳

特徴 身長はやや低めの方が多いが力がつよい。酒にも  

   強い。ドワーフは髪の長さを力の象徴としている 

   傾向がある(集落によって差はある)

   ドワーフには銀髪の髪は生まれない

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