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後日談。午後の読書に乱れて…

エマが本を読んでいた午後。

窓から差し込む光に髪がきらりと揺れた瞬間、

リュカは迷いなくその後ろに座り、

そっと腕を回した。


「……リュカ? 近いよ……」


「近いだけでは足りない」


低い声のまま、指先でエマの髪をすくい上げる。

一筋だけ耳の後ろへ流し、そこへゆっくり唇を落とす。

触れたか触れないかの柔らかい温度。

エマの肩がぴくっと跳ねた。


「ちょっ……そんな、急に……!」


「急ではない。

 おまえが、あまりにも綺麗に光を浴びるから悪い」


髪に触れるたび、

リュカは静かに、しかし深く息を吸い込むようにして

何度もその香りを確かめる。


次に額へ、

羽のような口づけが落ちる。


「……やめ……んっ、くすぐったい……!」


「慣れろ。

 おまえを触れずにいられる時など、もうない」


頬にもそっと触れる。

指でなぞり、温度を確かめるように

淡いキスをひとつ。


逃げようとすれば腕が強くなる。

けれど痛くはない。

ただ、離す気がないのがはっきり伝わる抱き方。


「エマ。

 俺の届くところに、ずっといてくれ」


「……リュカ、重い……」


「おまえが望んだ“壊れるくらいの愛”だ。

 まだ足りないのなら、いくらでも重くなる」


エマの頬が赤くなる。

けれど拒まない。

むしろ、照れたように小さく笑った。


「……ほんと、ヤンデレ魔術師だね」


「それでいい。

 おまえが笑うなら、どんな呼ばれ方でも構わない」


再び髪へ、

より深く、確かめるように口づけを落とす。

首筋から心臓の近くへ

腰から太ももへと指を這わせ…

布越しからでもわかる熱を互いに高めながら…


「愛している」

「私も……」

その温度と執着は、

世界でいちばん甘く、逃げ場のない愛だった。



はーい!!すとーーップ!!

全年齢対象!ここは全年齢対象!!忘れちゃダメっ

ふぃー!危ない危ない


こちらの後日談で、この物語は完結です。

ここまでお読みくださった皆さま

本当にありがとうございました。

(*・ω・)*_ _))ペコリン


それでは、また次の物語でお会いできればと思います。

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