表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まるで生まれ変わり  作者: 用心深史
第一章
1/14

第一話 始まり

初投稿です

「南米での未確認の感染症の大流行」


 スマホを見ながら食パンを齧っていた三ツ谷はその見出しに目を引かれた。未確認の感染症が途上国で発生するのはそこそこあることだが、コロナウイルスで散々な目に遭ったからか自然とその記事をタップしていた。


「未確認の感染症は致死性が高く、感染力が強い。WHOは不要な外出を控えるよう呼びかけている。また近隣の国には空港を閉鎖し交通を規制する動きも見られる。それに伴って暴動も発生している。」


 ついため息を漏れる。この感染症がまた日本でも流行したら面倒なことになる。中学校の修学旅行だってそのせいで中止になったのだ。ただその時の経験をもとに政府が良い対応をするしかない。


 今日は日曜日だ。部活には入っているが昨今の改革によって部活は週6までと限定された。やりたい人は勝手にやるのだからわざわざ限定する必要はないと顧問に言ったが、監督者のいないところで怪我したら困るとのことだ。本当は練習したかったが仕方ない。今日は家で映画でも見よう。


 そう思ってテレビをつけると、総理大臣の会見がリアルタイムで行われていた。字幕によると未確認の感染症に対処するため今すぐに空港を閉鎖、検疫の体制を整えるということ。それに伴い避難所を開設するので積極的に避難をしろとのことだ。


「おかしい」


 感染症なのに避難所を開設?まるで災害じゃないか。それに加えていくらなんでもなんでも対応が早すぎないか?最近の内閣は仕事が遅いと言う印象があっただけによりおかしく感じる。


 この時だった、日常が日常でなくなってしまったのは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ