6-5 オリス、心を解放する
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ベアトリスは、カラーボトルを定められた順に並べる。赤・朱・橙・・・という、虹の順に並べていく。「指針の魔女」は、この並びが虹のように自然界のものだからこそいいんだ、と言っていた。自然だからいい、という理由はよく分からなかったが、自然のものには何らかの力があると言われれば、そんな気もする。石だってそうだ。美しい発色の石は人を魅了する。石の力が強すぎて影響を受ける人もいると聞く。宝石商をしている家の娘だからかもしれないが、石に呼ばれたと感じることもある。以前ラウズールがパパラチアサファイアの指輪をプレゼントしてくれた時、ラウズールも石に呼ばれた気がすると言っていた。案外、言葉ではない手段で、人間と人間外のものもコミュニケーションをとっているのかもしれないとベアトリスは思うこともある。
オリスがエドガーに連れられてやって来た。騎士どうしで思うところがあるのだろう。オリスの表情は穏やかだ。エドガーが明るい性格であることも影響しているのかもしれない。
「騎士って戦うことと鍛えることが仕事だって小さい時から言われてきたんですが、最近は上司のご機嫌伺いできる能力も必要だって思うようになりましたよ。神殿だと、ですけどね。騎士団はどうなんですか?」
「似たようなものだ。特に私は団長の近侍も兼ねていたから、誰よりも団長の変化に気づく必要があった。気疲れすることも少なくない」
「黒龍騎士団でもそうなんですね。それなら、軍の中枢部なんてもっと大変なんでしょうね。神殿が都じゃなくて辺境にある国ってこの国くらいだと思うんですが、俺、神殿騎士くらいがいいです。いざということも稀にはありますが、護衛業務がメインで、あとは患者を運ぶ人足扱いですからね。のんびりやらせてもらっています」
「そうは言っても、『澱み』から魔物が溢れれば状況によっては神殿騎士も招集されるかもしれないぞ」
「そうですね。専属についていればその方をお守りすることが優先されますが・・・」
「その時自分が死なぬように、鍛えておくことだな」
「自分が先にやられたら、守りたい人も守れませんからね」
エドガーがちらっとベアトリスを見る。だが、ベアトリスの指に輝くパパラチアサファイアの指輪が目に入り、そっとため息をつく。
「オリス様、もし守りたい人がいるなら早めに行動してくださいね。もう少し距離を詰めてから、なんて思っている内に横取りされますよ」
もちろん、エドガーは一般論を述べているだけである。だが、オリスはピクリと反応した。
「忠告、感謝する」
あれ、俺、そんなに感謝されるようなこと言ったかなあ?
エドガーは頭を掻きながら考える。何も出てこない。
ま、いいか。
「それじゃ、ベアトリスさん、オリス様をよろしくお願いします!」
・・・・・・・・・・
オリスは現在、非常に緊張している。自分に少しだが怯えていた女性を前にしているのだ。それに、その女性からカラーセラピーなどという得体の知れないものをされることになっている。ニーナのお勧めとは言え、少しだけオリスは後悔していた。
「気に入らないようでしたら、途中で辞めることもできます。遠慮せずに言ってくださいね」
ベアトリスにはそう言われたが、居心地の悪さはどうにもならない。
「それでは、オリス様。オリス様はご自身のことを色で表すと、何色のイメージですか? 一番近いと思う色のボトルを手に取ってください」
「色でイメージか。難しいな」
「あんまり悩まないで、直感で選んでくださいね?」
「・・・ならば、これか」
オリスが手に取ったのは、紫のボトルだった。
「それは、ポジティブなイメージですか、それともネガティブなイメージですか?」
「両方、だな」
ベアトリスはメモをオリスに見せた。
「この中に、思い当たる言葉はありますか?」
そこには、単語がたくさん書かれている。オリスは一通り目を通すと、指さしながら言った。
「理想、特別、コンプレックス、プライド、使命、理解されない・・・」
ベアトリスは心の中でああ、と大きな声をあげて叫びたかった。こんなにもこの人は苦しんできたのか、と。
「オリス様。あなたは高い理想とそれに見合った能力を持つご自分へのプライドによって、ご自身を特別だと思っていらした。黒龍騎士団の中でも五本の指に入る騎士様ですし、レイ団長の近侍もしていらしたのでしょう? 団長からの信頼も得られて、使命感に燃えて努力していらした。でも・・・」
ベアトリスはぐっと唇をかみしめる。
「何があったのかは分かりませんが、ご自身のことを理解してもらえない経験が少なからずおありなのでしょう。そして、コンプレックスを抱くまでに至ってしまった・・・」
「そうだ。自分は武の能力者として、己を鍛え、団長に忠誠を尽くしてきた。努力しているところを見せて褒めてもらおうとする奴らを見ると虫唾が走るが、正当な努力まで評価されないというのは気持ちのよいものではない。特に、努力もせずに他人の成果をかすめているような奴を見ると、お前はそれでも騎士か、と言いたくなる」
「賛成です。騎士様の中にも、そういうずるい人がいるんですか?」
「ああ、ごまかす奴もな。素振りを100回と言われても、形だけだったり、数をごまかしていたりする奴がいる。そんなことをしていたら強くなれないのは自分だというのに、理解できない。真面目にやっている自分を見て、あいつは馬鹿正直だ、と笑われることも少なくなかった」
「それは・・・レイ団長に締めてもらわなければなりませんね」
「いや、そういう奴らを注意するのも、自分の仕事だ」
「オリス様は、本当に任務とご自身の中の騎士道に忠実なんですね」
「・・・分かってくれるか?」
「はい。私も神殿で働き始めて、医官様に治癒していただいている身であるにもかかわらず、もっと早く治せとか早く治療しろとか、文句ばかり言っている患者さんを見ると後回しにしたくなります」
「似たようなものだな」
「はい」
よし、ほぐれてきた。衝立の向こうにいるラウズールとレイ団長とアイコンタクトを取る。
このまま続けますね。
ベアトリスは紫のカラーボトルを元に戻し、次の質問をした。
「ではオリス様、神殿に来る直前のオリス様の気持ちを色で表すと、何色でしょうか?」
「神殿に来る直前か・・・これだな」
手に取ったボトルは、朱だ。珊瑚色のボトルを、オリスはそっと撫でている。
「ポジティブなイメージですか ?ネガティブなイメージですか?」
「ネガティブだな」
再びベアトリスはメモをオリスの前に置いた。
「この中で、気になる言葉は?」
オリスが示したのは、傷つきやすさ・愛情・裏切りの3語だった。
「何があったんでしょう? 思い出せますか?」
「自分は、レイ団長に誰よりも近く仕え、支えてきたという自負があった。だがこの半年ほど、自分は近侍としての役割を外されることが増えた」
レイ団長が、ぐっと拳に力を入れた。ラウズールが首を横に振る。殺気のように、感情の揺れから誰かがいることに、オリスが気づいてしまうかもしれない。
「レイ団長に、女性の影があることは気づいていた。隠しているつもりだろうが、全く隠し切れていないからな。一番に気づいたのは自分だと思う。まさか女性向けのカタログまで用意しているなんて、今までの団長からは想像もできないことだった。自分はうれしかったんだ。これまで1人で抱え込むことが多かった団長に、心を開ける相手ができたというのなら、それはむしろ歓迎すべきことだと。
それなのに、団長は自分にはそのことを隠している。団長が出かける時は、必ず自分が護衛を兼ねて付いていたのに、この半年はその役割から外され、護衛の仕事はラントばかりが命じられるようになった。団長は、おそらくその女性に自分を会わせたくないのだ。自分がこんな容姿で、女性の中には自分を見て気絶した人もいる。相手への配慮なんだろうとは思うし、そんな配慮ができる団長を素晴らしいと思う、だが・・・団長にも、世の女性にも、自分が必要とされていない、むしろ邪魔者扱いされているような気がして、ここにいても仕方がない、自分を必要としてくれる所に行くべきだと思うようになった」
「そんなことがあったんですか」
「それで、団長に異動を申し出たが、駄目だの一点張りだった。自分はもうどうしたらいいのか分からなくなってしまった。考え込んでいる内に、気づいたら神殿にいた、という訳だ」
「そうでしたか。では、神殿にどうやって来たか、全く覚えていらっしゃらないんですか?」
「残念ながら覚えていない。俺の体をどうやって運んだのか、気にはなる」
「そうですよね。そんなにご立派な体躯ですもの、いくら騎士様でもよほどの怪力出なければ、1人2人では運べなかったでしょうね」
「運ばれてきた時、あなたはいなかったのか?」
「ええ、私は週に2回、スタッフとして勤務しているだけの庶民です。その日は勤務日ではありませんでしたので・・・」
「そうだったのか。ニーナと友だちだといったな。庶民どうし仲良くやっているのか?」
「はい、ニーナは明るくてとてもいい子なので。ニーナから声を掛けてくれたんです。私は元々引きこもりでしたから、自分から話しかける勇気がなかなかなくて・・・」
「そうだったのか。あなたも苦労したのだろうな」
「オリス様に比べれば、なんということはありません」
衝立の向こうのちらと二人に目を向ける。レイ団長がうなだれている。
反省してくださいね、レイ団長。
「では、今回の問題にどう対処したらいいとお考えですか?色で一番近いと思う色のボトルを手に取ってください」
「・・・ならば、これか」
オリスが手に取ったのは、青緑のボトルだ。青と緑の中間色のそのボトルは、パライバトルマリンや、ガーネットやジルコンの一部カラーのものが多く含まれている。透明ではない石は、トルコ石だ。トルコ石と言えば水色のイメージが強いが、緑色がかったものも価格は落ちるが人気はあるのだという。
「この中に、思い当たる言葉ありますか?」
オリスはゆっくりと言葉を見つめる。
「信頼関係、執着しない、自由、離れる・・・」
レイ団長がかすかに震えている。
「オリス様は、レイ団長とどのような関係でありたいとお望みですか?」
「自分は団長を尊敬している。だが、自分は団長の近侍であることに執着していたようだ。だから、団長は自分を外したのだろう。お側で仕え続けたいが、団長を自由にして差し上げるためには、自分は離れた方がいいのでは・・・」
「駄目だ、どこへも行くな!」
突然、衝立からレイ団長が飛びだした。ラウズールはあ~あ、という顔をしている。
「団長、なぜここに?」
「お前を神殿に入院させたのは、俺の判断だ。だから、お前の退院後をどうするか決めるのも俺だ。そのためには、お前の状態を知る必要がある。だから、お前の話を聞いていた」
レイはオリスの前にいくと、
「すまなかった」
と謝った。
「俺は、お前を外していたつもりはなかった。だが、結果的に外していたことになる。俺がお前を神殿に連れて行かなかったのは、お前のせいでアデルが怯えると思ったからではない。アデルの前にいる時の俺を見たら、お前に幻滅されるのではないかと不安だったからだ。どうやら俺はアデルの前では相当緩んでいるらしい。団長らしくない、とお前に冷たい目を向けられたくなかった」
「団長・・・」
「それに、お前が一番、自分に厳しく生きている男だということはよく分かっている。なかなか縁談がまとまらず自棄になっているお前に俺とアデルがいるところを見せたら、お前はきっと辛くても我慢しただろう。俺のことで我慢させたことは数え切れない。これ以上我慢させるのも良くないと思った。俺の方が、何でも気づいてくれるお前に依存していたのかもしれない。
そうだ、執着していたのは、きっと俺の方だ。お前以上に、俺を心配してくれる騎士はいない。だから、お前でなければ任せられないこともたくさんある。頼むから、異動希望は取り下げてもらえないか?」
「・・・団長、本当に自分は邪魔ではないのですか?」
「どうしてお前がそう思うのか分からないが、邪魔だと思ったことは一度もない」
「自分のことを心配してくれたということですか?」
「そうだ」
「それなら、自分は団長の近侍として、そのままお仕えしても良いのでしょうか?」
「言うまでもない」
「・・・ありがとうございます」
ベアトリスは、レイとオリスががっちりと握手するのを見て、ほっとした。
「オリス殿、団長からお詫びの品でもいただいたらどうですか? 今回の事は、レイ団長が無意識にオリス殿を外した結果です。被害者として何かおねだりするのもありなのでは?」
ラウズールがいたずらっぽく口を挟んだ。
この人、商売人だ。
ベアトリスは自分にない才能に、少しだけ嫉妬する。
「ビー、何かいい物ないか?」
「団長、それを決めるのはオリス様です。」
「それもそうだな。オリス、何かあるか?」
「・・・」
オリスは真剣に悩んでいる。
「おい、余り高いとさすがの俺でも買えないぞ。そこは考えろよ」
オリスは小さく頷く。
「それなら、1つお願いしたいものがあります」
「なんだ?」
「ベアトリス嬢にお願いするので、支払いだけお願いする、なんていうわがままを申し上げてもよろしいでしょうか?」
「ビー、ほどほどの値段で頼むぞ!」
「分かりました」
「団長、明日騎士団に戻ります。今日まで休暇扱いにしてください」
「いいだろう。ラントも引き上げる。いいな」
「お願いします」
後でオリスの所に行くことを約束し、オリスを入院部屋へ返す。別室にいたラントユンカーを呼ぶと、レイは疲れ果てた様子でベアトリスにお礼を言った。
「今回の一番の功労者は、ニーナです」
ベアトリスは言い切った。
「レイ団長、もし、もしも、ですよ。オリス様とニーナが付き合いたいと言ったら、許してくださいますか?」
「俺には拒否する権限はない。」
「では、2人が結婚したいと言ったら?」
「よほどの筋から・・・そうだな、王族レベルの横やりが入らない限り、俺が認めさせてやる」
「それが、あの2人にとっては1番のご褒美かもしれません」
「そうか。あの真面目が取り柄の巨漢と、子どものように無邪気な娘が、お互い一目惚れか。世の中、分からないものだな」
「そういうレイ団長だって・・・」
「俺が何だ?」
「お帰りになる前に、アデルトルート様の所に行かなくていいんですか?」
「大分怒らせたからな。ご機嫌伺いはしていく」
レイは立ち上がってもう一度ベアトリスにお礼を言うと、ラントユンカーと一緒にアデルトルートの部屋に向かっていった。
・・・・・・・・・・
オリスに依頼されたのは、同じ形のロケットペンダント2つだった。中の絵は後で考えるから今日中にほしいと言われ、ベアトリスはエドガーと共に急いで家に帰り、父やエドガーにも手伝ってもらっていくつか選ぶと、神殿に急いで戻った。オリスはその中の1組を手に取ると、請求書はレイ団長にと言った。
その日の夕食を運んできたニーナに、オリスは明日の朝、騎士団に戻ると伝えた。ニーナは俯いてしまったが、お元気になったのならよかったです、と歪な笑顔を見せた。
「ニーナ、無理に笑わなくていいい」
オリスはニーナの手にそっと触れた。
「ニーナがいてくれたから、いろんなことが前に進んだ。お前のおかげだ。感謝している」
「そんな、私はお食事運んで、筋肉堪能させていただいて、お話しできて、とっても・・・」
「とっても?」
「・・・楽しかった。うれしかったんです」
「そうか。自分と一緒だな」
ニーナははっとしてオリスを見た。ニーナが固く一つに握った両手を、オリスの両手がそっと包みこむ。オリスの気持ちが伝わったような気がする。ニーナは意を決した。
「オリス様にこれから会えないのはさみしい。そう思うのは私だけでしょうか?」
オリスの目が見開かれる。
「ニーナも、そう思ってくれるか?」
「はい」
オリスはニーナの小さな体をそっとその腕に閉じ込めた。信じられない。今まで誰一人、自分の腕の中にいてくれる女性などいなかった。夢ではないのかとさえオリスは思う。
「会いに来ても、いいか?」
「食堂に、来てくださいますか?」
「ああ」
「神殿の外は?」
「ニーナが望むならば、どこでも」
「私、行ってみたいところがあるんです」
「どこだ?」
「この国の遠いところに、海があるんだそうです。ドゥンケル辺境領には海がないでしょう? いつか連れて行ってくれますか?」
「ニーナが自分に愛想を尽かさなければ、だな」
「約束ですよ?」
「ああ。約束する」
オリスはそっと腕を離すと、ニーナの顔を覗き込んだ。
「時間がなかったから、今はこれしか用意できなかった。まだ何も書かれていないロケットだ。今日はこれを持って行ってほしい。もう1つ、同じものがある。こちらはこれからニーナと相談しながらデザインを決めて飾りを作らせる。できあがったら、先にニーナに渡したものと交換する。ニーナから帰ってきたロケットは、同じ意匠で飾りを作ってもらう。これからゆっくり考えよう。出会ったばかりで、知らないことばかりのまっさらな自分たちだ。このロケットのように、少しずつ形にしていけたら、と思っている。どうだろうか?」
「うれしいです。2人で、ロケットをデザインしていくんですね」
「ああ、そうだ。石をはめるのか。絵を描いてもらうのか、いろんなことがこれからできる」
「楽しそうですね。そのお話を聞いたから、このロケットが私たちに感じられます。少しずつ、同じものを見て、同じものを聞いて、2人だけのロケットにしていくんですね」
オリスが小さく頷くと、ニーナはオリスに抱きついた。
「オリス様、私、あなたのように優しい人に出会えて、幸せです!」
「優しいかどうかは分からないが、優しいと言われるように努力しよう」
2人がクスクスと笑う声がする。つい数日前まで、将来伴侶となる可能性を持つ異性が見つからず、嘆いていた2人とは思えない。2人はロケットとお互いの首に掛けて、いつまでも未来について語り合っていた。
・・・・・・・・・・
その後、オリスとニーナは、ロケットの外側に絵付けをした焼き物を接着することにした。2人が選んだ花は、ヒスイカズラ。青緑の神秘的な花の、その花言葉は「私を忘れないで」である。レイ団長が神殿に来る時にはオリスも一緒に来てニーナに会うことができたが、黒龍騎士団は長官であるレイモンド王子の指令で突然出動することも多く、思うように会えなかったからだ。
お互いのことを思い合って決めたが、オーダーで焼き物に絵付けをしてくれるところがなかなか見つからなかった。それを聞いたベアトリスは、陶器の制作をしていたアルドーナに連絡を取り、アルドーナの夫に依頼して、願い通りの焼き物を手に入れることができた。
繊細なその花の絵のロケットは人気を博し、アルドーナの夫は、花や動物の絵を描いたアクセサリー作りにも携わるようになった。中の絵がどのようなものかについては、2人は決して見せようとしなかった。だが、中の絵の話になると顔を赤くし、お互いに幸せそうに見つめ合う熊さんとうさぎさんが見られたという。
読んでくださってありがとうございます。
ジタバタ動いてもどうにもならなかったことが、ある一瞬にすとんと解決することって、実際あるんですよね。不思議です。
これにて第6章青緑の章は終了です。夜の更新分から、赤の章です。
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