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第6章 兄さんの能力
僕は、理性を失っている。なので吸血鬼だとしても、攻撃してしまう。
「ゴフッ」
なぜか僕は吐血をする。
「我が力を発揮すべき時が来た。我が弟よ。鎮まれ!」
「!?」
兄さんの手から光のような物が出て、僕を照らしている。
「バタン」
「ふう。なんとかなった。」
「兄…さん?」
僕は自分のベットのいた。
「そういえば、兄さんは?」
能力の暴走が起きて近くに兄さんがいた。
「兄さん大丈夫かな…」
そう思い、リビングに行くと、
「おはよう、海。」
優雅に紅茶を飲む兄さんの姿があった。
「兄さん、よかった…!」
「ん?どうしたの?」
「だって…死んじゃったのかと思って…」
僕は泣いた。僕は、兄さんがいないと何も出来ないんだ。と改めて実感した今日この頃だった。