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8月下旬のある日の日記-冷房病について-

作者: 百鬼 夜光

近年では『冷房病』という病気が存在する。

夏場に室内でエアコンを使う際、つい温度を下げすぎてしまう事があるが、これが原因で気温差に体が参ってしまい、体調を崩してしまう事を指すらしい。

風邪の一種ではあるのだろうが、古来から存在するそれとは違い、エアコンが一般家庭に普及した現代だからこそ生まれたのだろう。


この冷房病だが、別に家の中だけで起こり得る訳ではなく、例えばコンビニやスーパーなどは食品管理の面でも低温を保つ必要があるため、冷房が強めに設定されていたりする。

街を歩いていて、灼熱の路上から逃げるように立ち寄った店内が冷蔵庫内のように冷えていると嬉しいものではあるが、体調を崩す原因でもあると思うと、少し怖いところもある。


そんな事を考えている今、僕は自室で寛いでいる。あれだけ冷房病が何のかんのと言っておきながら、エアコンのおかげで室温は16度設定である。

16度というと寒すぎるように聞こえるが、実は我が家のエアコンは年代物(ヴィンテージ)であるが故に、悲しきかなここまで下げてようやく一般家庭の22度から23度ほどになる。掃除も試みたが、これといって効果も無かった。


しかし、電気代に目を瞑れば涼しくならない事は無いのだ。快適すぎる。偉大なるエアコン様のお膝元に神棚を設置出来るとしたら、この世で一番高価な宝石と、実家の両親から送られてきたツナ缶を奉納したい。庭の木に実ったツナ缶です。お納めください。


そうこうしているうちに、エアコンが止まってしまった。嘘をついた事がバレたのか、奉納予定のツナ缶を1つ食べたのがバレたのか。


賃貸部屋のため、故障だけは勘弁してほしいものだと愚痴りつつ、今回の日記はここまでとする。

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