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ラッキースケベはなくとも未知との遭遇は

 「シーナ少年?どうしたのかね」

「どうしたというか、ゆずは何してんの?」

「いやぁ、たまにはシーナと一緒に帰ろっかなって思ってね!思っちゃって!

私ときたら幼馴染ですから、このポジションだからね!」

俺も放課後与次郎先生と少し話しただけでそこまで遅くなったわけではないのだが


 「待っててくれたのか?」

「お~っと、それは言わないで欲しいかな!?舞ってた舞ってた、心は踊るからね!」

「そういう意味では」

無いのだが、些か突っ走り気味のきらいはあるが昔から明るくていいやつだ。

男女の仲というより、気の置けない友人であること

それが俺とこいつの間では最も重要なことだろう。

「ありがとう、じゃあ今日は一緒に帰るか」

「そりゃそうでしょ!ちょっとしたお話もあるんだしね!」

「えっ?……話って」

ちょっと詰まってしまった

「いやぁ、今朝は遅刻しちゃったようで、あれって私のせい?みたいな?

ことがちょ~っと気になっちゃってね?

謝ったほうがいいかな、それなら早いほうがいいかなって思っちゃったわけですが~~」

なるほど、そっちの。

であれば、俺からも少々訂正しておかねばならないだろうな。


 「あぁ、気にしないでいいよ。ああいうのって不注意はお互い様だろ?

一々謝ってたらキリがないだろ、無かったことに……しよう……」

ふと、今朝の出来事を思い出すと顔に熱がこもるのがわかってしまった

「まぁ……ああいうのがしょっちゅうあると困ると言えば困るんだけどな」

ややうつむきながら俺はそう続けた

「でぇっすよねぇ~~、いやぁほんと申し訳ないっす。ち○こ大丈夫だった?」

「何てこと言うの!?」

俺の周りの女の子はどうしてこうストレートなのだろうか、一部変化している人間もいるか。

「いやね、今朝はやっちまったなってのでとっさに逃げちゃったけど。

冷静に考えたら遅刻までする程?

って考えちゃってね、大事なことなのでストレートに聞いてみましたが」

「みましたがって、それは……今はなんともないよ」

「今はですって!?」

「いいだろもう!やめろ!というか」

ああいうのって、やはり俺にも原因があるのだろうか。

先程聞いた因子とやらが関係して不可抗力だと思っていた出来事も俺の。

「というか?どうしたのシーナ?何かあった?そういや、先生に呼び出されてたね。

なんかやらかしちゃいましたの?」

「いや、何でもない。気の所為、それにさっきも言ったけどお互いの不注意だから。

悪いのはお互い様、気にしないでおこう。後になって謝ったりするのも無しな。

そういうのは引きずるもんじゃないだろ?

そういうのはやめておこうぜ、俺とお前のポジショニングだろ?

というか、朝の話で終わったはずだろ」

「そう言ってもらえると助かるっすな、シーナって割りとそういうとこ男前だよね。

私から言うのもなんだけど、いいと思うよそういうの。かっこいいじゃん!!こいつ!」

「確かに今のゆずから言われるとお前が言うなって話だな」

最後の言葉は照れてしまう、誤魔化しておこう

「なんだと~こいつ~せっかく人が~せっかくさ~~」

「いいから、帰ろうぜ」

「へ~お~い~」

家も近いからな、俺とこいつは。

ぐりぐりと妙な返事を受けながら俺とゆずは帰路に着いた。


やはり、俺の身体のことはまだ言わないほうがいいだろう。

何がどこまで関係するかも学術的に専門的な知識も無いのだから

いたずらに言い広めても良い事などないはずだ、そこは先生も同じ考えだろう。

俺をわざわざ呼び出して話した。

ということは知っている人間は極限られた人間と考えていいはずだ。

でなければ、誰かから何か聞かれているだろう。

中には面白く思わない人間もいるかもしれない。

そうではないということは、俺もまだ言うべき時ではないということだ。

いやしかし、気にするなという方が無理だ。ここで片付けてもいいものか?


突然

「ちょ、シーナ!!!何してんの!?うお、まぶしッ!!!シーナ君!?!?!

まさかち○こが!?」

辺りが眩しく強く光り輝いた

「何で発光するんだよ!?あるかそんなことッ!!!

なんだこれ!?何か音がする!!」

聞きなれない音がする、目に頼れない以上他の情報で探るしかない。

ほよほよ?どう形容すればいいんだ、それに風も強くなってきた、なんだってんだ!?


 しばらくして徐々に光が収束すると、目が視えるようになってきた。

「うえ、あ~~……!!シーナ、あれ見て!!あ~れ~!!!!!」

ゆずが指差す方向を見ると、何でテンションが上がっているんだこいつ……この状況で

「宇宙船!!!!宇宙船じゃないのあれ!!!?」

ゆずが嬉しそうに叫んだ、なるほど、どこかのニュースで見た円盤型宇宙船によく似ている。

ドアが少し開き、発光をやめたその物体から何やら気体が漏れる音がする。

気圧差の問題だろうか、そして徐々にドアが上から下へと降り、階段を形成した。

異文化交流が盛んになった現代では、異星人や異世界人は珍しくないが

とはいえ宇宙船だって無差別にどこにでも着陸していいわけではない。

国や地域が指定した場所があるはず、そこではなくここに降りてくるのは事情を知らない人間か

そうでなければよほどの権力を持った人間かだろう。

敵対行為の意志があるものならばその前に排除されるはずだ。

しかし、逃げたほうが良いのだろうか。なんだか……嫌な予感がするんだが。


 注意深く観察していると、中から

「テメーが椎名とかいう奴デスね!!!!!把握したデス!!!!

さぁ、さっさと私にDNAをよこすデスよ!!!!!!!」

腕を組み、偉そうなポーズで奇天烈なことを言い出す美少女がそこにいた。

ゆずは明るい子デス。

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