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終わりの始まりー2

「戦国時代ですか・・・。確かに嬉しいですが僕なんて簡単に死んでしまう気がするのですが。」


柊は日本に居た時は普通の高校生なのだ。武術の心得も無いし、戦闘だってしたことは無い。そんな人物が戦国時代の様な世界に入ったとしても直ぐ死ぬだけだと柊は考えたのだ。


「そのためのチートじゃよ。儂は最高神たる世界神じゃぞ。全知全能ではない。ではないが、ある程度のチート付与ごときはなんとかなるわい。あとは儂のミスで死なせてしまったのに直ぐに死んでしまったら後ろめたいしのぉ。それでお主が転生する世界はの。ヴァース世界という。お主が住んでおったガイア世界と似ておるよ。地形や気候などは。違うところは魔法があったりすることじゃの。しかもその世界は超大国が乱立しておる。その中にはローマ帝国、モンゴル帝国、アメリカ連合・・お主の世界の国を元にした国がたくさんある。もちろん日本に似た国もじゃ。まあ、時代は違くて日本の戦国時代に似ている国じゃが。その国には魔法があるが魔術は無い。魔術は西洋のものらしい。一応、気おつけておいた方がいいかもしれん。西洋を排斥しようとする大名もいるようじゃ。」


魔法と魔術と言われても柊は魔法関連が無い世界に生きていたので違いがよく解っていない。まあ、生きていく為にもらうとしたら魔法関連のチートかなと考えていた。


魔法と魔術の違いとは魔法の属性は無、陰、陽の3つに成る。陽は魔術でいう、炎、雷、聖、風属性。陰は水、氷、魔、土属性。無は召喚、付与、回復などの属性となる。あとは祈祷式と血捧式の違いである。祈祷式は神、もしくは世界に祈り事象の改変を許可されて使用するのに対し血捧式は血を対価として発動するものである。魔法は祈祷式、魔術は血捧式である。


「あとはそうじゃのう・・・・、そうじゃ!儂辺りに連絡できるようにしとくから解らないことがあったら連絡してくれ。そんときに教えよう。それでチートは決まったかの?」


神からチートを聞かれて柊は少し考え込んだ。魔法系のチートの他の案も捨てがたいので迷っているのだ。


「そうですね・・・・。まず言えるのは身体能力を向上させること。死にたく無いですし。あとは神様にお任せします。案はあるのですがそれがその世界で通用するか解らない。それに神様は人より多くの事を知るのですよね。それだったら、神様にお願いした方が最善になると思ったので。」


「なかなか面白いことを言い出すのぉ。そんなことを言うとは思わんかったよ。よし、わかった。儂が決めよう。取り敢えず体を再構築してヴァース世界に送る。そのあとにチートの説明をしよう。」

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