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第2話 後輩

世のオバちゃん達の興味がヨン様からハンカチ王子に変わっていったころ。


アイツに変化が見られた。


友)「やっぱさ〜、それってアイツのコト好きってことじゃないー?」


女)「まーそうと言ったらそーだけど、違うといったら違うし・・・」


友)「どっちやねん!!」


女)「でも一方的な恋はちょっと・・・・」


友)「でもアイツ見るたびちょっとドキッてするって事はそーなんじゃないの?」


女)「向こうはあたしの事をどう思ってるか分かんないし〜・・・」


友)「そんなんあたって砕けろ!!って言うか語尾に・・つきまくり」


女)「そらすんません。一緒のパートだから恋愛対象として見てないでしょ」


友)「一緒のパートだから良い所もいっぱい見てるら〜」


女)「あんたどこの人よ」


友)「そらすんません」


女)「でも逆に悪い所もいっぱい見てるでしょ〜」


友)「ネガティブに考えなさんな、ポジティブに行こうやないか!!」


そうは言ってもこれがポジティブに考えれるわけないじゃんか〜!!


そんなこんなで新入生の入る季節になった。


男)「チューバいつも希望者いねーんだよな」


女)「ユーフォにはいるのにね」


男)「希望から落ちてなら来るんだけどな」


女)「そういうのって可哀そう」


男)「だよなあ〜」


そのとき、


後)「あのー、希望して来たんですけど〜」


!!! 待ってましたぁ!


両)「どーぞどーぞ」


後)「えーとぉ、何をすればいいのですかぁ?」


女)「まずマウスピースを吹いてみて」


なんかこのコかわいいかも。


後輩が帰った後、二人でちょっと話してみた。


女)「なんかあのコかわいくない?」


男)「ぜってーチューバに入る顔じゃない」


女)「顔とかで決まるの〜?」


男)「あんまり意味は無い」


女)「おいおい。ん〜、あんたに憧れて入ったとか」


男)「オレってそんなにイケメン?」


女)「んな訳ないじゃん!」


男)「なーんだ、つまらん」


女)「あの子なんかぶりっ子っぽい」


男)「だよな〜、あ、明日俺休む」


女)「えーなんで?」


男)「用事」


ちぇっ、つまんないの。


で、次の日


後)「先ぱーい、アレ? もう一人の先輩はどうしたんですか?」


女)「用事だってさ」


後)「・・・ちっ、来るんじゃなかった」


女)「へっ?何言ってんの?」


後)「おまえ、言うんじゃねぇぞ」


女)「は?」


後)「言ったらどうなるか分かってんだろうなぁ、え?」


あぁ、誰かそんなこと言ってたね。


後輩の親父は暴走族の幹部だって。


・・・って、じゃあこの状況ヤバくない?


女)「・・・はい、分かってます」


後)「じゃあ練習しましょうか、先輩」


うわーメチャ笑顔怖いよ怖いよ


どうすんのよアタシ、どうすんの?

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