一話 メイドの誕生
最初は少しシリアスでしたが基本ラブコメです。
ある作品に触発されて書いてみました。
少女は夢を見た。
少女は■■の娘だった。
けれど少女の母は美しくも笑顔の絶えないやさしい人だった。
けれど少女の父も厳しくも家族が大好きで争いの嫌いな人だった。
そんなある日、日が暮れるまで遊んでいた少女はお友達と別れスキップで家路を急ぐ。
今日はあんな遊びをした、こんな花を見つけた。どんな話を母や父にしようか考えながら。
「………え?」
城が燃えていた。
理解できなかった…否、理解したくなかった。
「いたぞ! ■■の娘だ!」
たくさんの武器を持った兵士に見つかった少女は涙を浮かべながら一目散に逃げ出した。
「絶対に逃がすな!!」
兵士の怒声を聞きながら少女は思う。
どうしてこうなったの?
しかし考えれば簡単なことだった。
――■■だから
ただそれだけだった。
理解した途端、空虚が心を支配する。
次の瞬間、全身を焼かれる痛みに倒れ伏す。
そして後方から走り寄ってくる声が聞こえる。
「余計なお世話でした?」
「いえ、そんな! 助かりました■■様!」
■■と兵士の会話が聞こえる
どうやら少女を襲ったのは■■が放った魔法らしい。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
少女はあまりの痛さに悲鳴をあげるも気絶だけはしなかった。
「まだ…生きてるようですね。 このまま放っておいても死ぬでしょうが、止めをさしましょうか」
■■はそういうと剣を抜き、こちらに一歩一歩近づいてくる。
少女は途切れそうな意識の中思う。
――もう、いいよね
しかし納得は出来なかったのか、無意識なのか少女の手は何かを掴もうと前に出る。
そうして掴んだのは不敵に笑う自分より年下の五、六歳の少年だった。
そんな夢を見た。
「…なつかしい夢を見ましたね」
どうやら自分は机に突っ伏して眠ってしまったらしい。
時計を見るともう主を起こさなくてはいけない時間だ。
そして立ち上がると何かが滑り落ちた。
「あら?」
滑り落ちたのは毛布だった。
かけてくれた人物はいうまでもなく分かっている。
――さあ主を起こしに行こう。私はメイドなのだから
次回からコメディもちゃんと入るはずです。
それともう一つの作品もちゃんと書いてます。
…一応
ちなみに■■は簡単にわかると思います。
伏線ってわけでもないし、後でばらした方がカッコいいよね…なんて




