五月、クラシックの音色が流れる生活には物語性が帯び始めている、天使と添い寝をした翌朝、死神の足音が聞こえる。
「大人になってから観る百本の映画よりも、幼少期に聞く一行の台詞」
「声にはその人の人生が堆積する、そんな事を考える夕暮れ、電車には美しい声でゆっくりと喋る女性が、その女性は母親であった。その声で叱られたならば、どんな罪でも許されてしまいそうな、そんな気が、していた。」
「異性よりも好きなものを見つけたら、貴方はもうアーティストですよ」
「あと何回打ちのめされれば、詩が書けるようになりますか」
「波の行先には、」
「僕は、僕の神様になりたいのだ」
「僕の叫びとは抽象的な形ではなく、もっと認識出来る具体的な形をしている。」
「学生時代の苦しみに縋る僕は半端者だ」
「他人に全く期待していないからこそ、自分には期待をしていたいじゃないか」
「生きる意味は分からなくとも、生きる理由を信じる事は出来る。」
「僕は十代の学生を最も侮ると同時に最も恐れていた。」
「世界が終わる日も詩を詠んでいる」
「生活という大きな渦の中に漂うだけの存在と、全てを諦めた上で生活に彩りを加える為に生きるのとでは全く違うと思うが、僕はどう考えても後者にはなれないだろうな」
「自分に情熱が持てなくなったら本当の終わりなんです」
「大富豪の役の中で、スペードの三が最も美しい私生活を送っていると思ふ」
「完成したいという欲が僕を動かしている、完成すれば死が待っている、僕は死を恐れてはいない」
「本来ならば歌詞にならないような言葉を採用している曲を美しいと感じるんだ。」
「少年よ、美しく生きよ」
「始めから僕が幸福になる事は決まっていて、今はその過程に過ぎない、そう言い切れるのは、僕が己に嘘をついた事がないからである」
「不幸に香りがするのなら、それは銅の香りな気がしている。」
「僕が伏目をこよなく愛しているのは、何から目を背けた瞬間なのだろうか」
「哲学のような詩が最も美しいと僕の感性は訴えています」
「この混沌とした世界で一貫する事柄だけは間違えるなよ」
「僕にとっての芸術とは抱擁である、芸術だけが僕が無能である事を許容してくれた」
「一瞬でも立ち止まっていたくない、巡りゆく世界に思い馳せながら疲れていたい、立ち止まれば、崩れていくような気がして」
「とても嘆かわしい事に、資本主義的な幸福で満足できる程に僕の心は原型を留めていません。」
「人は僕を理想が高いと言うけれど、理想が高くて何が悪い?理想なき人生に信念など持てるものか」
「描かなければならない絵があるんです、本当にそれだけなんです。」




