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ep.57 困ったときは⋯

投稿してなかったのはあれです⋯

普通にサボってました⋯

明日から頑張れるといいなと思います(希望的観測)

「それでミレイはどうしてあんなところにいたのかな?」

今現在、オクスの言いつけを守り正座をさせられているミレイは事の真相を話し始めた。

「まえの夏におにいさまのうしろにあるそれをみて、さわってみたのです」

「うんうん、それで?」

「それで、いきなり別のばしょがうつってびっくりしたのです。だから、おかあさまにきいてみたのです」

「なるほど?」

なんだかいつもの嫌な予感がしてきたぞ?

「そうしたらおかあさまは『うーん、強いて言うなら特別な魔法かしら?でも、誰にも話しては駄目よ。オクスが酷い目に遭ってしまわないようにね』といっていたのです」

「うん、それでどうして僕の部屋の天井にいたのかな?」

話しやすい場を演出するため相槌を打って本題へと自然に話を戻す。

「それは⋯それはいったらだめと言われているのです」

「うーん⋯素直に言ってくれればこの後ろの奴譲ってあげてもよかったんだけどなぁ?まあ、教えてくれないなら仕方ないか」

言ってくれそうにないので少し意地悪をしてみた。

実際、作ったはいいものの出番がなかったので宝の持ち腐れになっていた。

それを聞いてミレイは頭を悩ませるかと思ったら

「おとうさまが犯人です!」

あっさりと父親を売っていた。

犯人を聞く前から薄々気がついてはいた。そもそも、そんなことに協力する人物はレインしかいないのである。どうやって天井に登ったのかなど細かいところまで気になるが考えないでおこう。

「よく正直に話してくれた。だから、今日からこれは君のものだ」

それっぽく雰囲気を出しながら僕はミレイに手渡すと

「一生の宝にするのです!」

うん、渡してしまったが大丈夫だろうか?明らかに一部どころかかなり影響を与えてしまいそうだが⋯

考えるだけ無駄である。

「ミレイ、熱中して見すぎないようにね」

「わかったのです!」


ミレイが部屋を出て、しばらくの静寂が続いた後オクスは誰にもバレないように屋敷を出た。


元々はただ顔を出すだけで済まそうと思っていたが、陛下の話のよるとこの街に危機が迫っているらしい。

だから、調査をすることにしたのだ。

もちろん素性は隠してだが。そして、定石通りなら情報を集めるならば冒険者が一番である。

「ようこそ冒険者ギルドへ。今日は何の御用ですか?」

「登録をしたくて。お願いできますか」

「もちろんです。それではこの紙にお名前を。スキルと使えるなら魔法の適性は任意で構いませんからお願いします」

登録をするのは二回目なので僕は、慣れた手つきで紙を書いてゆく。

「なるほど、お名前は『ハルキ』さん。適性は氷(水)ですか」

氷と水を選んだ理由は特にない。強いて言うのならばよく身近で見てきたからだろうか?

そんなこんなで僕は改めて冒険者登録をした。





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