ep.16 本格的修行
あ、名前変えました。
『塩パン』→『みぞれ』
というわけでその日の午後訓練場。
「じゃあ、修行を始める前に二人の魔法の適正をみていきたいと思います〜。ぱちぱちぱちぱち」
そして、用意されるオクスが前爆破させた水晶と同じもの。
「一人ずつ触れてみてくれる?じゃあ、まずはスイちゃん!」
「ひゃ、ひゃい!」
スイ、いきなり指名されて驚いたのか噛んでしまって顔を真っ赤にした。
赤面ながらも水晶に触れると水晶は青く輝き108と数値が出てきた。
「スイちゃんは水属性ね。じゃあ、次レイちゃん!」
「おう!やってやるぜー」
とやる気満々に水晶に触れると淡い水色に輝き104と数値化された。
「レイちゃんは氷属性みたいね。水も氷もお互いに相性がいいし二人にはぴったり!」
へぇ、属性の色に光るんだ。俺のときは特に光らなかったというか、爆散したから分からなかっただけかな?いやいや、そもそもなんで爆散したんだ?改めて考えると理解不能なんだが⋯
また爆破したら爆破オチみたいになっちゃうからもう試さないけど。一旦それは置いておいて。
ついに始まってしまう訓練何が起こるか全く見当がつかない訓練!さあ内容はどうなるのか
「訓練は⋯」
「訓練?」
「やっぱり訓練するなら実戦形式ということで三人には、私と戦ってもらいま〜す!」
(あ、終わった⋯)
(楽しみだぜ!)
(ドキドキ)
それぞれいろいろな考えがあるようだがまあやばいね。
「あ、でも、スイちゃんとレイちゃんまだ魔法の感覚が掴めてないからそれからになっちゃうけどね」
一命を取り留めたと思う。お母様は多分詠唱なしに魔法が撃てる類のスキルを持ってる。
実際、爆散した時も詠唱してなかった。
(一安し⋯)
「オクスはこれからやるわよ」
(短い人生だったなぁ)
本気で命の危機を感じた。
二人ともその頑張ってください!という目線を向けないでくれぇ〜。普通にやられるから多分。
「準備はできたかしら?」
できてないでーす。心の準備が一生終わることのない状態になってまーす。
「無回答は準備オッケーでいいわね」
「いや、ちょ⋯」
『白き誓いをここに』
ちょ、ま、初っ端からやばそうな詠唱を始めてないか?
詠唱している時点で手加減はしているんだろうけれど次元が違いすぎる。
『すべてを凍てつかせ 我は全てを拒絶す』
(とりあえずできるだけ攻撃を入れなくちゃ!)
まず、オクスが咄嗟にとった行動は精霊術を使い精霊に力を借りること。
(精霊さん力を貸してください!)
命からがらの祈りだったので強く伝わったのか精霊達が来てくれた。
「とりあえず『敵を切り裂け ウィンドカッター』」
精霊たちの力も加わり威力はありそうなウィンドカッターがファルめがけて飛んで行ったがそれはあっけなく結界に防がれた。そんな間にも詠唱は進んでいく。
『銀の世界の力をここに 敵を討ち払いし力の糧となりて』
(あーどうしようどうしよう。そんな魔法が来るかわからないから対処法がわからない)
『答えよ冬精霊 汝らの力しかと見届けよう』
そしてついに詠唱が終わった。
『コキュートス』
そう静かに告げられた時には訓練場は白き世界へと変貌していた。
だいぶ詠唱を割愛しました。本当はあと五文あります。
一文で初級魔法
五文で中級魔法
八文で上級魔法
十二文で最上級魔法
になります。
やっぱり詠唱はロマンだよなぁ




