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魔法少女☆ノゾミ



人目につかないよう屋根の上を飛び越えて目的地に到着すると、禍々しい色のしたダークホールが壁にできている。


躊躇なくユカリはそのダークホールに突き進んだ。

このダークホールは敵が作り出す仮想空間の入り口で無理やり空間をねじ曲げられているため、穴が塞がるのにじかんがかかる。穴が塞がる前にてきをやっつけてこの繋がる空間を消滅せねばならない。




中へ吸収されるかのように入ると、駄々広い空間に大きなオモチャのような怪物と人間が1人対峙していた。キンキンッと刃物のようなものがぶつかる音がしている。

ユカリは急いで大きく脚力を使いながらそこへ飛び込んだ。



気配に気づいた1人の女の子が後ろへ下がりながらこちらに振り向いた。


「ユカリ!」

「ノゾミちゃん!」


金髪のロールに柔らかく巻かれたツインテールが揺れて、長いまつげの瞳がこちらを不安そうに見る。急いで彼女に飛びつくようにユカリは抱きついた。



化け物が、増えた敵に対して大きく気味の悪く動く手を2人に向かって振り下ろす。抱きつく2人を囲むようにして半球型のバリアが現れる。キュイイイイインと音を出しながら化け物の手が削るように摩擦で火花が飛び散った。


耐えかねた化け物はバリアとの反動で手を大きく跳ね返してそのまま後ろに倒れ込む。




そう、これが前言った「ラブ」を込めることによって相手と戦う方法の一つである。


ノゾミちゃんを守りたいというラブを込めて彼女を抱き締めることにより魔法でバリアを発生させた。

また、このラブはお互いがどれほど気持ちが通じ合うか、お互いを思いやるかで魔法の力の強弱が変化する。お互いに触れ合うことでもその力を共有して増長することができ、ノゾミちゃんへハグすることによってあの大きな怪物を凌ぐほどの威力へと変化した。




「ノゾミちゃん遅れてごめんね!」

「ユカリ、守ってくれてありがとう。大丈夫。

でも今回の敵は今まで1番強いかも」

ノゾミちゃんの細く整った鋭い眉毛が形を歪ませてそう話す。

長いまつげと濃い赤の口紅がすごく印象的だ。



ノゾミちゃんはいわゆるギャルというやつでパリピな女の子だ。派手な見た目をしているのだがそれに負けないぐらい顔がとても整っていて、顔の大きさも小さく、スタイルがいいのも変身した状態しか会っていないがよくわかる。


パリピでめちゃくちゃ可愛いノゾミちゃんは男の子にもよくモテて、友達も多い。

例えばこの前は男3人と女の子で合コンしに行って、しつこい男はみっともなくて嫌いと愚痴っていた。合コンなど行ったことない私は上の空で話を聞いていたが、ノゾミちゃんはモテるのにどうやらそれらを全て一掃しているようで、恋愛とか男の子には全く興味なさそうだった。


誰もが振り向く圧倒的なビジュアルにキラキラしたパリピの彼女と誰にも相手されずクラスの隅で縮こまっている私。


私とは全然真反対のタイプなのだが、彼女は実は、私の魔法少女のパートナーなのである。



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