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魔法少女☆ユカリ2

魔法少女にもいろいろあると思う。


なんらかのきっかけで世界を救う羽目になる魔法少女や契約で何かと代償に変身する魔法少女。魔法少女にもさまざまな力がつきものだ。


現代社会において魔法少女は多くの種類、系統、そしてタイプが存在していると思うが、私のやっているタイプは「ラブ」を込めることで悪いヤツをやっつける魔法少女だ。


物理攻撃もしくは魔法攻撃しかできないのだが、魔法を出すにはタッグを組むもう1人の魔法少女と「ラブ」を共有し、放出しなければならないらしい。



悪いヤツは地球にもそして魔法少女の力を与えてくれる謎の生物にも危険となるもので、魔法少女が彼らから力を借りて代理に戦うことでお互いWIN-WINに悪いヤツをやっつけているらしい。ちなみに、一応自分の身をはって戦う方がリスクが高いため、魔法を扱える謎の生物から事前に決めてある願い事を毎度叶えてもらえる特権を魔法少女は持っている。





変わったポップな腕時計から突然呼び出しがかかる。

「ユカリちゃん!敵が現れたよ!至急来て来て!」


可愛らしいアニメ声が響くと、腕時計の画面から位置情報が映し出される。


ちなみに私の名前はユカリだ。おにぎりユカリとあだ名が小さい頃にあった。安直すぎる。




そんなことはさておき、ユカリは大きく腕時計のついた左腕を天に掲げる。ちなみに今は自分の部屋でスマホゲームをしていた。


「メタモル〜〜〜〜フォーゼ!!!」


便利すぎる不思議な腕時計から虹色の光が輝きだした。全身を包まれて、見すぼらしいセーラー服がどんどん光に覆われて変わった衣装へと変化していく。



最後に頭にリボンがつくと、メタモルフォーゼした私が鏡の前に立っていた。腹だしをした短いスカートにブーツのようなヒール。胸元に大きなリボンがあり、全体はピンク色で統一されている。髪は長く下ろしたままリボンがきちんとカチューシャをしたように頭のてっぺんについている。顔はまつげは緩くあがり、チークと口紅が色づいた仕上がりになっている。前髪は本来の姿よりも短くなって、きちんと自身の目元が見えていた。


派手ではないが、いつもの姿よりも120倍可愛くなった自分に毎度テンションがあがる。


これも魔法少女の楽しみ方の一つだ。




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