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煌めけ、恋色の魔法  作者: Tachi
3/12

第2話「夕闇の境内」

【注意】

・これは東方Projectの二次創作小説です

・原作にない設定、キャライメージの独自解釈等を含みます

昼間はまだ温かさのあった風も、夕方の刻になり北寄りとなり、肌寒いとさえ感じるようになった。本格的な秋の涼しさはすぐそこである。

アリスは約束の10分前に博麗神社に辿り着いた。アリスは時計を見ながら呟く。

アリス「4時50分。予定の10分前ね。さて、魔理沙が来るまでゆっくり待ちましょう。…ってあら?」

目を移した先では、既に魔理沙が待っていて、アリスに向かい手を振っている。

魔理沙「おーい、アリスー!こっちだこっち!お、気づいた。ちょっと早いけど行こうぜ!」

アリス「え、ええ。行きましょうか。」

アリスは内心驚いていた。魔理沙は普段、約束に遅れることこそないが、約束の予定時間のギリギリに来るのが常である。魔理沙曰く、「無駄な時間は使いたくないんだ。だからいつもギリギリなんだぜ!」とのこと。だからこそ、10分前に着いた自分よりも先に魔理沙がいたことに驚いていたのである。

──約束の20分前に時は遡る。魔理沙は博麗神社の鳥居に既に辿り着いていた。魔理沙は独り言を呟く。

魔理沙「さて、ここで待ち合わせだったよな。今の時間は…あれ、4時40分か。早く来すぎちまったぜ。まあいいか、ゆっくりアリスを待つとしよう。」

普段はギリギリ行動の魔理沙であるが、今日はアリスとの約束にワクワクしていて、時間よりも相当早く家を出てきたのである。そして、また魔理沙は呟く。

魔理沙「待ち合わせの時間より早く来たのはいいが寒いな…。まさかこんなに冷えるとはな。この時期の寒暖差は舐めてかかるべきじゃないな。上着を持ってくれば良かったぜ…。」

想像を超える寒暖差に、寒さを感じながらも、魔理沙はアリスを待っていたのであった。

──そうして2人は出店の立ち並ぶ博麗神社の境内へと横に並んで向かって行った。

【作者の一言】

第2話です。若干マリアリっぽさが強まって参りました。ここからが本番です。

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