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「プロローグ」
【注意】
・これは東方Projectの二次創作小説です
・原作にない設定、キャライメージの独自解釈等を含みます
太陽が厳しく大地に差す季節はもう終わり、ここ幻想郷にも秋の気配が漂い始めた今日この頃。視界いっぱいに広がる田園に佇む穂の膨らみ始めた稲が、涼しさを運ぶ、どこか寂しさを孕んだ秋の風にそよぐ。傾いた日に照らされ、眩いばかりの黄金色に稲穂が光り輝く。
ふと遠くから聞こえてくる祭囃子の音に耳を澄ます。もう間もなく迎える収穫期を前に、幻想郷の豊穣を祈願する祭礼が、今宵行われる。
そんなハレの日に芽吹き、とある魔法使いと人形使いと、その仲間により紡がれる物語。
【作者の一言】
これが初投稿です。
プロローグということで物語の導入部分をまずは投稿させていただきました。
誤字脱字や表現の拙い部分等あるかもしれませんが大目に見て下さい。