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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
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作文

 作文の宿題が出た。書くのは家族。

 仕事を頑張っているお父さん。優しいお母さん。

 けど弟はなんて書こう。トイレに行きたくなったので席を離れる。

 戻ると弟が鉛筆を持って何かをしていた。

「なにするんだよ」

 原稿用紙のマス目が白黒と塗り絵のような状態に。

「お兄ちゃんなんだから、許してあげなさい」

 お母さんに言われたので我慢する。

 続きをどうするか悩んで、

 弟は幼稚園児。作文の邪魔をしたんだ。

 と書いて、そのまま提出した。


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