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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
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駄菓子屋

 妻子と一緒に帰省した。

 ところが息子はすぐに飽きたのか、暇だと言いはじめる。

 その時、近くに駄菓子屋があったのを思い出した。

「行く! どこにあるの?」

 息子を連れて駄菓子屋に行くと、皺の増えたおばさんがいた。

「昔のあなたにそっくりじゃない」

 よく通っていたとはいえ、顔を覚えていたのは驚きだ。

「金額は消費税込みだよ。たし算しながら買ってごらん」

 変わらない計算方式。昔もそうだったな。

 私も百円分の駄菓子を選んだ。

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