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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
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期間限定

 期間限定のビールを買ってきた。

 今日はこれで妻と憩いの一時を過ごそう。

 お互い忙しくて話ができなかったからな。

 妻が何か考えていそうなのも気になる。

 ところが妻は、注いだビールを見て眉を曇らせた。

「ごめんなさい。飲むのはやめたの」

 あんなに好きだったのに、やめたって?

「妊娠したのよ」

 初産だから、言える機会を選んでいたのか。

 今度は違うシーズンの酒で祝杯をあげような。

 期間限定の離乳食はあるのかな。調べてみよう。

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