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仙龍創乱3  作者: 劉・小狼
第4章
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 第4章 11

 劉・小狼が手勢を率いて、三埜宮の関から出陣すると

もう雷神丸らの軍勢は仮面の男【劉閣】らの軍勢に

襲い掛かっていた。


 「どこだ! この軍勢の大将は?……

この雷神丸さまが相手をしてやる! 出て来い!」


 雷神丸は先陣を切り、威勢の良い声をあげ、

立ちはだかる仮面の男【劉閣】らの兵をなぎ倒して行った。


 「威勢の良い奴だ!」


 仮面の男【劉閣】がそう言うと韓忌が放っていた

影の者が仮面の男【劉閣】らのもとに戻ってきて、


 「あの者【劉・小狼】が三埜宮の関から

出陣しました!」


 と報告をし、再び、その姿を消し去った。


 「やはり、動いたなぁ……韓忌。 計画通りに……」


 仮面の男【劉閣】は韓忌にそう言うと仮面の男【劉閣】も

動き出した。


 『まずは目障りなアイツ【雷神丸】らからだ!』


 仮面の男【劉閣】は数騎の手勢を率いて、

自分の事を狙っている雷神丸の元に向かった。


 一方、三埜宮の関から出陣した劉・小狼のことは

前線にいた関遼らのもとに伝わり、すぐさま、劉・小狼のもとに

関遼らが飛んで、やって来た。


 「一体、どうなさったのですか? ……

こんな所に突然、やって来て……」


 趙燕は突然、自分らがいる前線にやって来た

劉・小狼にそう言うと劉・小狼は遥か遠くの前線を見詰めながら


 「雷神丸殿らがあの仮面の男【劉閣】らの軍勢に

向かったそうだ…… 今から私は助けに行く!」


 というと雷神丸らを救うべく、手勢と共に

動き出そうとした。

 雷神丸が仮面の男【劉閣】らの兵をなぎ倒していると

雷神丸がいる前線に一陣の風が吹き抜けたかと思うと

雷神丸の最前線の兵らが音もなく、倒れ込んだ。


 『な、何事だ?……』


 雷神丸が突然、自分の軍の兵が倒れた事に驚いていると


 「お、お前か? 俺と勝負したい奴は?……」


 と言い、突然、雷神丸の前に仮面の男【劉閣】が現れた。


 「ど、どうして?…… お前がここに?……」


 雷神丸が突然、目の前に現れ、圧倒的な威圧感を放つ

仮面の男【劉閣】に驚いていると


 「今日は特別だ! わたし、直々にお前の相手をしてやろう!」


 と言うと腰に携えていた剣【銀竜刀】を引き抜き、

雷神丸に襲い掛かった。

 仮面の男【劉閣】の攻撃がまさに雷神丸に

当たろうとしたその時……



 突然、仮面の男【劉閣】は目の前に吹き抜けた

一陣の風により、雷神丸への攻撃を止め、後方へと下がった。


 「もう少しでそいつ【雷神丸】を仕留められたのに……

邪魔をして……」


 と言い、雷神丸を睨み付けた。


 「私の友に何をする!」


 仮面の男【劉閣】の前に突然、劉・小狼らが 現れた。

 その両端には劉・小狼を護るように関遼と趙燕がいた。

 関遼は薙刀のような自分の武器を振り回しながら、


 「わしが相手だ!」


 と言い、仮面の男【劉閣】へと向かっていった。


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