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仙龍創乱3  作者: 劉・小狼
第2章
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 第2章 20

 郭瑜は解き放たれた風雅に


 「一体、貴方は何者ですか? 誰に頼まれて、

この城に潜んでいたのですか?……」


 と問い詰めたが風雅は俯いたまま、口を硬く閉ざし、

何も答えなかった。

 劉・小狼はそんな風雅の様子を見て、

何かいえない事情があると思い、


 「まあ。よいではないか…… 一先ず、客間でも

居てもらえば…… 趙燕。その者を客間に案内してくれ!」


 と趙燕に風雅を客間に案内するように命じた。

 みな、不満そうな顔をしていたが趙燕は命じられたまま、

風雅を客間に案内した。

 劉・小狼は今後の事を話し終わると風雅がいる客間に

郭瑜と共に向かった。

 劉・小狼が客間に郭瑜と共に行くと風雅は監視のもとで

客間に静かにいた。

 劉・小狼は目の前の食事やお茶などをまるで手を付けない

風雅に


 「さて。何故、我が、我箕城へと来られたのかな?……」


 と風雅に訊くが風雅は睨み付けるように劉・小狼らを見ながら、

何も答えなかった。

 真っ黒なフードを被ったままの風雅に郭瑜は


 「そんな格好では無礼ではありませんか? お脱ぎなさい!」


 と言い、風雅のフードを剥ぎ取った。

 そのフードの下から現れたのは男性の姿じゃなかった。

 フードの下から現れたのは美しい女性の姿だった。

 部屋の中にいる者、皆が真っ黒いフードの中から現れた

少女の姿(風雅)の姿に驚いていると風雅は懐に隠し持っていた短刀で

劉・小狼に襲い掛かった。

 趙燕も不意を突かれ、慌てて、劉・小狼に襲い掛かろうとしている

風雅を取り押さえようとしたが一瞬、劉・小狼に巻き上がった

小竜巻によって、風雅の持っていた短刀は一瞬に砕け散り、

風雅も吹き飛ばされた。

 趙燕は吹き飛ばされてきた風雅を受け止めたが小竜巻との襲撃で

気を失っていた。

 郭瑜は劉・小狼に駆け寄ると


 「小狼さま。大丈夫ですか?…… お怪我は?」


 と劉・小狼に話しかけた。

 劉・小狼も何だか、頭がボーっとしていたが


 「ああぁ…… 大丈夫……」


 と答えると郭瑜は劉・小狼を襲い掛かり、

気を失っている風雅の方を見ながら


 「あの者をどうしましょう? このままじゃ、小狼さまに

また危害を加えかねませんね……」


 と言った。

 劉・小狼も風雅の方を見ながら


 「趙燕。その者を鄭重に看護せい!」


 と趙燕に風雅の看護を命じた。

 暫くして、風雅が気が付くと我箕城の一室に寝かされていた。


 『こ、ここは…… 何処?……』


 風雅はまだボーっとし、躯を起こし、部屋の中を見回していると

部屋のドアが開き、


 「気が付いたか?……」


 と言い、趙燕が風雅の食事を持って、入ってきた。

 風雅は部屋の中に入ってきた趙燕に敵意を向けながら、

懐へと手を伸ばしたがもうすっかり、風雅の服は着替えさせられ、

男の子ぽい服から女の子ぽい服に着替えさせられていた。

 趙燕はそんな風雅の行動に動じることなく、

風雅が横になっている寝床の横の小さな机に運んできた

風雅の食事を置くと


 「まあ。落ち着け! 小狼さまにもお前の事を看病をするように

言いつかってから…… あまり、問題を起こし、わしを困らせるな。

食事でも食べて、我らに事情を話せ!」


 と風雅に言った。


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