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仙龍創乱3  作者: 劉・小狼
 第5章
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 第5章 23

 火竜関の近くに陣を張り、


 「これからどうするのだ?……」


 劉・小狼は郭瑜らに今後の事を話した。

 郭瑜は火竜関内と火竜関の近くの地図を見ながら


 「ここは三方を山に囲まれた自然の要塞です!

力で押しても我らの損害が増えるだけでしょう!」


 と話していると


 「た、大変です!」


 一人の兵士が慌てて、劉・小狼らの前に現れた。


 「ど、どうしたのだ!……」


 劉・小狼が突然、現れた兵士にそう言うと

兵士は息を切らしながら


 「た、大変です! 龐悦殿が反乱を起こしました!」


 と劉・小狼らに驚くべくことを言った。

 龐悦が反乱を起こしたことを訊いた郭瑜は顔色を変え、


 「ま、まずいです! 龐悦が反乱を起こしたのは

ここと龍炎国の都の間です!」


 と劉・小狼にそう言った。


 「それはまずいなぁ…… 龐悦が反乱を起こした所に

兵を向かわせるか?」


 劉・小狼も郭瑜の言葉を聴き、顔色を変え、

龐悦が反乱を起こした出城に向かおうとしたが


 「ま、待ってください! 今、ここを 離れれば、

双方から挟み撃ちを喰らいます!」

 

 郭瑜は劉・小狼が龐悦の出城に兵を向かわせる事に止めた。


 「だが、このままでも双方から挟み撃ちを

喰らうのではないのか?」


 劉・小狼がそう言うと


 「出城の方は私らが引き受けましょう!」


 突然、劉・小狼らの前に杜闑が現われた。

 劉・小狼の供は突然、現れた杜闑に剣を身構えると


 「ま、待ってください!…… 私はあなた達と争いに

来たのではないのですよ!」


 杜闑はそう言ったが劉・小狼の供の者は

そんな杜闑の言葉を信用せず、杜闑に襲いかかろうとした

その時……


 「ま、待ってください!」


 杜闑から少し遅れて、劉・小狼らの前に郭瑜の用事で

黒竜党の牙狼の所に行っていた孫嘉が慌てて、現れた。

 突然、現れた孫嘉に杜闑に襲いかかろうとしていた

劉・小狼の供の者はその動きを止めた。

 突然、現れた孫嘉に劉・小狼は少し驚きながら


 「まあ、待て! 孫嘉、説明をせい!」


 と孫嘉に言うと孫嘉は恐縮しながら


 「じ、実は…… 私は郭瑜殿の命(令)を受け、黒竜党の

牙狼殿の所に行った後に仮面の男【劉閣】殿のことに行き、

今回のことの協力をお願いしていたのです!」


 と劉・小狼に言った。

 劉・小狼は更に驚いた顔をしながら


 「郭瑜。それは本当か!」


 と言うと郭瑜は小さく頷いた。

 少し考えた劉・小狼は杜闑のことを少し疑いながらも


 「わかった! では、龐悦の方はそなた達に任せよう!」


 というと


 「ちょ、ちょっと待ってください!……

彼らを完全に信用するのは危なすぎます!」


 劉・小狼らに付き添ってきた劉儀が突然、そう言った。


 「私もそう思います!」


 郭瑜もそう言うと


 「あちらの方に私が行きましょう!」


 劉儀はそう言い、杜闑らと共に龐悦が反乱を起こした

出城の方に向かった。


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