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仙龍創乱3  作者: 劉・小狼
 第5章
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 第5章 22

 舜炎帝と堯閣帝が討ち取られた事を知らず、

龐悦は劉・小狼らに対して、反乱を起こした。

 龐悦が劉・小狼に対して、反乱を起こしたことは

仮面の男【劉閣】らのもとにもすぐにもたらされた。

 韓忌はすぐに仮面の男【劉閣】に


 「絶好の機会です!我らも兵を出しましょう!」


 と進言したが仮面の男【劉閣】から返ってきた言葉は

違っていた。


 「そうだな! だが、龍炎国を攻める為じゃない。

劉・小狼らの応援のために我らは今回、兵を出す!」


 仮面の男【劉閣】は韓忌にそう言い放った。


 「ど、どういうことですか?……」


 韓忌は驚いた顔で仮面の男【劉閣】にそう聞き返した。

 仮面の男【劉閣】は怖い顔で韓忌のことを見ながら


 「お主、今回の龍炎国の反乱に加わっているだろう」


 と言った。


 『ば、バレている!』


 韓忌はそう思いながらも平静を装い、


 「な、何を言っているのですか!」


 と誤魔化そうとしたが


 「韓忌殿。 誤魔化しても無理ですぞ!」


 そう言い、突然、韓忌の前に杜闑と孫嘉が現れた。

 突然、目の前に現れた杜闑と孫嘉に韓忌は


 『や、やばい! バレている……』


 と顔を強張らせた。

 仮面の男【劉閣】は怖い顔をし、


 「謹慎しておけ!」


 と言うと杜闑と孫嘉と共に立ち去った。

 仮面の男【劉閣】らに全ての計画がバレた韓忌は

仮面の男【劉閣】に命じられたように自分の自宅に謹慎せず、

劉・小狼らに反乱を起こした龐悦のもとに向かった。


 「どうしてくれるんだ! 全ての計画が

バレてしまったじゃないか!…… 

私はこの計画から下りるぞ!」


 韓忌は怒りながら、龐悦にそう言ったが


 「もう計画は進んでいるだ! 後戻りはゆるさん!」


 龐悦が韓忌にそう言うと龐悦の目が怪しく赤く光ったと思うと

一瞬にして韓忌の動きを止めた。


 「大人しく、我の駒として動くのだ!!」


 龐悦はそう言うと韓忌のことを洗脳した。

 水蓮は火竜関の中に入り、自分の前に死鏡が現れた事で

自分が始めて、罠に嵌り、捕らわれの身になったことに気付いた。


 水蓮が死鏡によって、砦の奥へと幽閉されている頃……


 劉・小狼らは水蓮の後を追いかけ、

火竜関の城門の前に辿り着いた。


 「恐らく、奥方はこの関の中でしょう!」


 郭瑜がそう進言すると


 「そうか……」


 劉・小狼が供の者らと共に火竜関の中に

突入しようとすると


 「おっと! それ以上、この関に近付くのではない!

中にいる者がどうなっても良いのか!……」


 火竜関の城門の上に火が付いた松明を持ち、現れた死鏡は

火竜関に近付こうとしている劉・小狼らにそう言い放った。

 中にいる水蓮のことを気遣い、劉・小狼らは一旦、

火竜関から離れ、距離を摂った。


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