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仙龍創乱3  作者: 劉・小狼
 第5章
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 第5章 8

 智龍侯に続いて、他の四仙候までが劉・小狼らに付いたことで

麒麟の軍勢は総崩れになり、麒麟らは兵をその場に残し、

水霞曉へと逃げ帰った。

 智龍侯以外の他の四仙候は麒麟らにその場に取り残された

水霞曉の兵を捕まえ、纏めると劉・小狼らのもとに

やって来た。

 劉・小狼は自分の前に現れた四仙候に敬意を表しながら


 「方々の協力により、多くの被害を出さずに

戦いを治める事ができました! ありがとうございました!……」


 と四仙候らにお礼を言った。


 「私らこそ、すみませんでした! 命令とは言え、

小狼さまらの領地に攻め入って……」


 智龍侯は申し訳なさそうに劉・小狼らにそう謝った。

 劉・小狼はそんな智龍侯を含め、四仙候らに敬意を表し、

深々と頭を下げながら


 「もう宜しいのです…… これからもよろしくお願いしますね!」


 と言うと郭瑜は麒麟らが戻った水霞曉との国境沿いを

四仙候と共に護るように言った。


 「わかりました!」


 四仙候らはそう言うと麒麟らが残していった

水霞曉の兵を率いて、水霞曉との国境沿いの護りに向かった。

 四仙候らが劉・小狼らに付き、麒麟が水霞曉へと

逃げ帰った事を知った舜炎帝は


 「こうなったら……」


 北中原を支配している仮面の男【劉閣】に


 「共に劉・小狼らを討とう!」


 と劉・小狼らを討つべく、書状を送った。

 舜炎帝から書状をもらった仮面の男【劉閣】は


 「韓忌。直ちに軍勢を整え、あの者【劉・小狼】らを

討ちに行くぞ!……」


 側近の韓忌に戦の準備をするように言った。

 韓忌は渋い顔をし、


 「それはおやめになった方が宜しいかと……」


 と言い、仮面の男【劉閣】を諌めた。


 「どういうことだ?…… アイツ【劉・小狼】らに

恐れをなしたか!」


 仮面の男【劉閣】は自分を諌めようとした韓忌を

怖い顔で睨み付けた。

 韓忌の横にいた杜闑は


 「落ち着いてください! このまま、舜炎帝と

共に劉・小狼軍を相手しても…… 途中で舜炎帝が裏切り、

劉・小狼軍に付くと我らは北方の黒竜党の牙狼との間で挟まれ、

劉・小狼軍に討たれるでしょう!

 ここは舜炎帝と共に劉・小狼軍と戦うより、

北方の黒竜党の牙狼の領地を奪い、兵力を蓄えるのが

最善の策かと……」


 と仮面の男【劉閣】に進言した。

 考えた仮面の男【劉閣】は韓忌と杜闑が進言した通りに

舜炎帝と共に戦わず、北方の黒竜党の牙狼の領地を

攻めることにした。

 仮面の男【劉閣】が自分と共に劉・小狼らと戦わないと

知ると舜炎帝は


 「あの野郎! もう良いわ…… 我だけでやるわ!」


 と言うと劉・小狼らを迎え討つために龍炎国の都までの要所に

配下の者らと軍勢を配置した。

 初めは舜炎帝の配下の者らは各要所で戦っていたが

関遼や張爛などの劉・小狼らの強さに舜炎帝の配下の者らは

次々と劉・小狼らに降伏した。

 自分の配下の者らが次々と劉・小狼らに降伏していくのに


 「頼りにならない者らだ! 誰か、頼りになる者はおらぬか!」


 舜炎帝は激怒した。


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