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プロローグ
リーンリーン。リーンリーン。
静かな部屋に甲高い機会音が鳴り響く。
布団の中で静かに眠っていた金田 勝彦はもぞもぞと布団の中で暗闇の中静かに点滅を繰り返す携帯を眺めた。
(ー誰だ?ー)
携帯を手に取りスマホの画面をスライドしてロックを解除する。
途端に画面が明るくなり沢山のアプリが映し出される。
まぶしい画面に目を薄めながら時間を確認して金田は絶句した。
(-・・・。3時じゃん・・・。-)
着信履歴が4件。
それは夜中の12時から1時間後とに来ていた。
そして、その履歴には全て川口 琢磨と記されていた。
それを見た金田は静かにスマホの電源を落とすとまた眠りについた。