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デート

失神した獣人を残しエルフとデートに行くケンタは、この世界について聞いてみることに・・・・・

「ここは、地元でも人気のスイーツですの、さあ好きなのを頼んでください。」

「スイーツはよくわからないんだ。転移者なもんで。だから同じのでいいよ。」

「わかりましたわ。店員さん、このおすすめケーキを2つ。」

「君の名前はなんていうの?」

「ハッハンナです。」

なんかずいぶん緊張しているな。

「実は……殿方と食事したのは久しぶりで。」

ここだとこんなに美人でスタイル良くても、そんな感じなのか?それともフリだろうか。

「ハンナはデュエル強いの?」

「えっとそんなには。勝ったり負けたりです。」

出会った時のような好戦的な雰囲気はほとんど消え普通の女の子に戻っていた。

「あの三角締めみたいなのは得意なの?」

「えっああ大蛇締めのことですか?はい、私の得意技で今回はたまたま上手くいった感じで。相手の首を太股で蛇のように絞めて失神させる技です。」

さっきの容赦のなさから急に緊張しだしたな。男と話すのは苦手なのだろうか。

デュエルの時とは別人格のようだ。

うすうす気になっていたのだが、この世界の女は女同士は敵同士になりがちで、男に関しては甘いという気がしている。

ケーキはショートケーキに似ていて味も比較的近かった。可もなく不可もなくって感じだ。この世界の文明レベルだとこんなもんだろう。

「俺はケンタ。転移者なんだけど……。」

「転移者の方なんですか?ちなみに、彼女さんとかもういるんですか?」

「いや今日転移したばかりなんだ。だからハンナが初めての相手。」

「そっそうなんですか。それはうれしいです。」

「あの、今日泊まるところ決まってたりします?」

「いや。」

「あのうちそれなりに広いので泊まっていきませんか?」

「それはどうしようかな。」

「うちなら無料ですよ。」

「うーん。」


とりあえず店出ようか。

「今日はここで別れよう」

「ええそんな。また会えますか?」

「それはわからないな」



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